山の日 | ペコちゃん

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8月11日は国民の祝日の1つである「山の日」です。2014年(平成26年)に制定され、2016年(平成28年)に施行された改正祝日法により新設されました。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。
 
国民の祝日に「海の日」(7月第3月曜日)があるなら「山の日」も、ということで、日本山岳会をはじめとする全国「山の日」協議会加盟諸団体を中心に制定運動が起こりました。

 

お盆前の8月12日とする予定でしたが、かの「日航機墜落事故」が起きたと日であるとして反対され、8月11日となりました。8月11日という日付に実は特別な意味はなく、山に関する特別な出来事などが由来ではないのです(笑)
 
この祝日が制定されたことで、国民の祝日の数は16となり、
2019年(令和元年)5月1日に元号が平成から令和になり「天皇誕生日」が12月23日から2月23日に移行したことで、祝日のない月は「6月」と「12月」になっています。
 

ところで登山と言えば現在の天皇陛下は登山を趣味とされているのは有名な話ですが、その山歴が50年を超えるの大ベテランだということをご存知でしょうか?

登られた山は170以上、日本百名山も半数以上を踏破されているというのにはちょっと驚きですよね。

 

日本最初の山岳クラブである日本山岳会の会員でもある陛下は驚くことに“名誉会員”ではなく“通常会員”なのです。

本当に山が好きだからこそ、日本山岳会の会員になられたともいえるのではないでしょうか。
 

2016年に発刊された機関紙【山岳】に『歴史と信仰の山を訪ねて』というタイトルで、山への熱い思いを30ページにわたり綴られているほどです。

数々の登山経歴を持つ陛下。今までどんな山を登られたのでしょうか?今回はその一部をご紹介します。
 

◎陛下が生まれて初めて登られた山 離山(はなれやま)
(1,255m    長野県北佐久郡軽井沢町    浅間火山)

 

離山は、高級別荘地が並ぶ軽井沢の山。標高差約200mと散策気分で気軽の登ることができ、地元の人たちに愛されている存在。特に、紅葉の季節はカエデやモミジの散策路がとても美しく、大変な人気があります。歩きやすく整備されているので、ファミリーのハイキングにも最適です。

 
陛下の初めての登山は1965年、5歳の時。上皇陛下(当時の皇太子殿下)とともにこの離山に登られました。軽井沢は静養先でもあり、その後も何度かご一緒に登られているようです。
 

◎陛下のためのルートがある 平ヶ岳(ひらがたけ)
(2,141m    新潟県魚沼市、群馬県みなかみ町    三国山脈)

 

平ヶ岳は、その名の通りなだらかな山容をもつ日本百名山の一つ。山頂は草原状で一見すると難易度は低くいように思われますが、一般ルートのコースタイムは往復なんと約12時間。
 

さらに、自然保護のために避難小屋は無く、山中での幕営禁止と登頂するのが非常に困難な山です。それだけに、山中は手付かずの自然が豊かで、多くの高山植物を見ることができます。
 
難易度が高い山に挑戦されはじめた陛下。登頂されたのは1986年、陛下が26歳の時。この時、陛下のためにショートカットルートが作られました。安全面などの様々な問題を考慮した判断でしょう。

 

今では「プリンスルート」と呼ばれており、所要時間は往復で6~7時間ほど。登山口までの林道が一般車両進入禁止なので、ふもとの銀山平の宿に宿泊することが必須条件です。このルートのおかげでより多くの人が登れる山になりました。
 

◎南アルプスを縦走 白峰三山(しらねさんざん)
(3,193m    山梨県南アルプス市・南巨摩郡早川町、 静岡県静岡市葵区    赤石山脈)

 
白峰三山は、南アルプスに位置する北岳(きただけ)・間ノ岳(あいのだけ)・農鳥岳(のうとりだけ)の総称。北岳の標高は日本第2位、間ノ岳は第3位をほこり、日本屈指の高山帯になっています。
 

一般コースは2泊3日の縦走で、危険箇所もほとんど無く、山小屋もあります。ただし、3,000m級の高山帯、コース全長約25km、途中エスケープルートもないため十分な体力と経験が必要な高難度のルートです。
 
1987年、数々の登山を経験された陛下は、ご学友とこの白峰三山を踏破する2泊3日の南アルプス縦走を決行。受け入れ側の山小屋も様々な用意をしたそうで、宿泊した白根御池小屋では、立派な水洗トイレに改修。そのおかげで、後の登山者はその恩恵を預かり快適な登山ができるようになりました。


◎雅子皇后陛下と初めての登山 高水三山(たかみずさんざん)
(759m    東京都青梅市    奥多摩)

 
高水三山は、都心からもアクセスしやすい奥多摩に位置する、高水山(たかみずやま )・岩茸石山(いわたけいしやま)・惣岳山(そうがくさん)の総称。初心者でも歩きやすい整備された登山道で、豊かな自然を楽しめる縦走コースとして人気があります。
 
1993年、陛下は雅子皇后陛下とご成婚されました。ここまで実に140あまりもの山に登ってこられた陛下ですが、この後は雅子皇后ともご一緒に登山することが多くなります。悪天候などで2度中止される中、両陛下お2人ではじめて登山されたのがこの高水三山。

 

その後は、富士山や羅臼岳、安達太良山など、多くの山にお2人で登られています。お揃いのウエストポーチや、お互いに写真を撮り合うなど、微笑ましいエピソードからもお2人の仲睦まじさが垣間見えます。
 

◎天皇陛下ご一家常連の山 那須岳(なすだけ)
(1,915m    栃木県那須郡那須町    那須連山)

 

那須岳(茶臼岳)は、日光国立公園に位置する那須連山の主峰。日本百名山にも数えられる名峰です。斜面は緩やかで険しいところもなく、広葉樹林帯が広がり、夏は緑、秋は紅葉と豊かな表情を見せてくれます。
 

さまざまな登山ルートが整備されており、那須ロープウェイを利用すれば最短約1時間で登頂できるため、初心者からベテランまで幅広い層に親しまれています。
 

2009年、愛子さま8歳の時に初めてご一緒に登山されたのがこの那須岳。天皇陛下ご一家の静養地が麓の那須御用邸という事もあり、何度も足を運ばれています。
 

ご一家で登山の時は那須ロープウェイで山頂駅から。最近では2016年に登られ、両陛下にやさしく見守られながら、明るく元気に登山者に挨拶する愛子さまのお姿に感激された人もいたそうです。
 

◎皇太子時代最後の山泊 天狗岳(てんぐだけ)
(2,646m    長野県茅野市    八ヶ岳連峰)

 

東天狗岳と西天狗岳の2峰から構成される双耳峰で、北八ヶ岳連峰の主峰です。登山ルートに危険箇所はほとんど無く、初心者でも挑戦しやすい八ヶ岳の入門的存在。
周囲には山小屋が多く、険しいピークを目指す山と違い、ゆっくりと周遊する登山者が多い人気の山です。

 

ご一家での登山が多かった陛下。2017年、久々にお1人で(もちろんお供の方々は一緒です)本格的な登山を楽しんだのがこの天狗岳。山小屋泊登山は実に9年ぶりで、皇太子殿下時代最後の山泊登山でした。
 

陛下はこれまで南八ヶ岳エリアの主峰は登頂されていますが、北八ヶ岳エリアは天狗岳がはじめて。山頂からの雄大な眺めに大変満足されたそうです。
 

陛下の登山家としての足跡、山への熱い思い、どれも驚きでした。
令和を迎え、多忙なご公務のために本格的な登山はなかなか難しいかもしれませんが、今後の陛下の登山ニュースも楽しみですね。

 

そしてここからは夏から秋にかけての登山の基本的な注意事項についてご説明させていただきます。

 

◎登山の服装は重ね着(レイヤード)が基本
山の気温や気候もかなり変わるので、服装には十分注意を払わなければなりません。登山する場所や条件によっても服装の選び方が異なってくるため、注意が必要です。
 
冬山に出かけるような重装備は必要ありませんが、かといってシャツ1枚で出かけるのは危険。風が強くなったり、雨が降って気温が下がったりした場合に備えて、重ね着をしていきましょう。すぐに羽織れるようなアウターを用意しておくと、気温の変化に柔軟に対応できます。
 
◎登山の服装は素材選びが大事
快適な登山を楽しむには、素材選びが大切です。素材選びを間違えると、事故につながる可能性もあるので要注意です。少しでも快適な登山ができるように、汗をかいても乾きやすい速乾性に優れた素材を選びましょう。
 
・コットン(綿)100%は避ける
コットンは一度濡れてしまうと、乾くまでに時間がかかってしまいます。速乾性の低いコットンウェアを着て登山に出かけると、低体温症にかかってしまうこともあるので注意が必要です。コットン素材の服は平地での着用にとどめて、秋の登山に着用するのは避けましょう。
 
・登山にはポリエステルが最適
速乾性に優れたポリエステルは、登山に出かけるときの肌着として最適です。大量の汗をかいても乾きやすく、吸着することも少ないため、登山だけでなく、あらゆるスポーツウェアに多用されています。ポリエステルは断熱ウェアとしても優れており、登山に出かけるときのアウターにも適しています。
 
◎防寒グッズ・小物も用意しよう!
登山に出かけるときは服装だけでなく、小物にも注意する必要があります。登山で必需品となるのは、帽子、手袋、ネックウォーマー、タイツなどです。これらの小物は寒くなったときに大活躍してくれます。
 
日の出を見に登山に出かけるときは、パンツの下に速乾性の保温タイツを履いて行きましょう。登山に出かける時期や条件によって、小物の素材を変えることが大切です。
 
◎登山のおすすめコーディネート
季節問わず、登山の基本コーディネートは、「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の重ね着となります。
 
・ベースレイヤー
ベースレイヤーとは肌着(インナー)のことです。登山に出かけるときは、このベースレイヤーの選び方が非常に重要となります。ベースレイヤーは速乾性、通気性、吸収性の3点が優れているものを選びましょう。

 

ポリエステル100%のmont-bell(モンベル)インナーシャツは、軽量で速乾性に優れており、ベースレイヤーとして最適です。重ね着もしやすく、伸縮性にも優れているため、オールシーズン活躍してくれます。まだ暑さの残る季節であれば、ベースレイヤーは半袖でもかまいません。汗がすぐに乾くように、速乾性のある化繊シャツを選びましょう。
 
・ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは、肌着とアウターの中間に位置する服です。秋の山に出かけるときは、長袖シャツやフリースなどのミドルレイヤーを持参しましょう。登山中に温度調節がしやすく、脱着可能な前開きの服を選ぶのがベストです。あまり厚みがありすぎると動きにくくなってしまうので、保温性に優れた薄手の服を選びましょう。
 
Lanbaosi (ランバオシー) のフリースジャケットは、軽量ながら保温性に優れており、インナーとしてもアウターとしても着回せます。
 
・アウターレイヤー
登山の途中で雨が降ってきたときに備えて、防水仕様のアウターレイヤーを持参しましょう。レインウェアとアウターレイヤーを別々に用意するよりも、レインウェアをアウターとして代用したほうが手荷物も少なくなります。
 
防水や防風に対応したアウターレイヤーであれば、寒いときや雨が降ったときなど、さまざまな気象条件に柔軟に対応することができ、安全な登山を楽しめます。
mont-bell(モンベル)アウトドアジャケットは、レインウェアの機能を備えつつ、軽量性やコンパクト性にも優れているため、一枚持っておくと重宝します。
 
◎ズボン
秋の登山には半ズボンではなく長ズボンが適しています。半ズボンは軽快で動きやすい反面、足の保護ができないデメリットがあります。半ズボンを履くなら下にタイツを履くなどして、足をきちんと保護してあげましょう。長ズボンは動きやすく、ストレッチ性のあるトレッキングパンツがおすすめです。

 
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)ロングパンツは、ストレッチが効いているため動きやすく、足上げもしやすい形状となっています。シンプルなデザインなので、さまざまな服とコーディネートしやすく、クライミングやハイキングなど幅広いシーンに応用できます。寒さが厳しくなってきたら、ズボンの下にもタイツを履くなどして、保温性を重視しましょう。
 
夏から秋は登山を楽しむのに最適な季節です。但し頂上が近づくにつれてどんどん気温が低くなっていくため、登山に出かけるときの服装には十分注意する必要があります。雨が降ったときや寒くなった場合のことも考えて、しっかり準備してから登山に出かけましょう。

 

本日も来て下さって読んで頂きありがとうございました、心より感謝しています。