何を我慢するかというと、体はおなかの中のモノを押し出そうとしてるのに、
それを抑えなきゃいけなくて、例の『ヒッ、ヒッ、フー』で力を抜かなきゃいけないんです。
『ヒッ、ヒッ、フー』ってなんか笑っちゃう感じだけど、実際は必死。
必死にならないと抑えられないくらい、ものすごい力で押し出そうとしてくるんです。
まさに自分との戦い。
全神経を『ヒッ、ヒッ、フー』に集中させようとしてるとだんだん余裕がなくなってきて、
もう泣きたくなってきた時。
励ましてくれる助産婦さんの顔を見て、『やっぱり似てる・・』と思うことで少し冷静になれました。
しばらくして先生が笑顔で登場。
診察するとすぐにいきみOKが出ました。
いきむ方法を説明され、必死で聞き、『いいですね?』と言われ『ひゃい(はい)』と返事。
『助かった』と思いました。『もう我慢しなくていいんだ、出したいなら出していいんだ』って。
下痢してる時にやっとトイレを見つけたみたいな。
だいぶ違うけどかなり近いかも。
でも出していいからって、そんなすぐに出るものじゃありません。
2~3回のいきみで産まれる人もいるみたいだけど、私は違いました。
モニターを見ながら、陣痛の波がくると先生の合図で踏ん張る。
その繰り返し。
自分でも見える位置にモニターがあって、陣痛が来ると線がぐぃ~んと山になるんだけど、
きゅう~っとおなかが張ってくるのと、線がぐぃ~んと山になるのとが一致してて、
当たり前だけどちょっとおもしろいなぁなんて、意外と頭は冷静でした。
陣痛は痛いっていうのとはちょっと違ったけど、出産そのものは痛かった記憶が強いです。
それはずっと恐れていたもの・・
必死の『ヒッ、ヒッ、フー』と必死のいきみで忘れてたけど、出産後数ヵ月間私を悩ませた
恐怖はついに、やってきました。
だってザックリ・・