病院に着くと、助産婦さんが出迎えてくれました。
検診でしばらく通ってたけど、初めて会う人でした。
顔を見た瞬間、『あれ・・?誰かに似てる・・』と思いましたが、すぐには誰なのか分かりませんでした。
『ちょうど今前の人の分娩が終わったところで、まだ分娩室にいるからちょっと待ってて』と言われ、
待合室で夫と二人でしばらく待つことに。
夜の病院なんて初めてで、緊張のせいもあってドキドキ。
落ち着かなくてうろうろしてると、助産婦さんに診察室へ来るようにと呼ばれました。
診察室では先生が笑顔で迎えてくれて、早速内診に。
ここでも『いつ破水しました?』と聞かれたけど、空白の30分については何も言われませんでした。
内診中、『これは間違いなく破水してますね』と言われたけど、言われなくても自分で分かるような
状態でした。
抗生剤を飲んで、待機室へ移動。
ここで20分位、おなかにモニターをつけました。
この時初めて、おなかの張りが約7分間隔できていて、陣痛が始まっていることを知りました。
というより、内診の刺激で陣痛が始まったという感じ。
深夜1時頃だったと思います。
今度は、入院する部屋へ移動。
助産婦さんは『間隔計っといてね』と言い残し、出て行ってしまいました。
早速、時計とにらめっこ。
約6分間隔でした。
でもまだ痛みはあまりなく、『ちょっと強めにおなかが張る』というくらい。
まだ余裕でした。
『なんだ、余裕じゃん』と思ってました。
・・甘かった。
しばらくすると助産婦さんが様子を見に来て、『何分間隔?』と聞かれ『6分位です』と答えると、
『あんまり間際になってからだと大変だから、今のうちに分娩室行っちゃおう』と言われました。
この頃やっと、助産婦さんが伯母にそっくりだということに気が付きました。
気付いてみると、本当に激似でした。
このことが後に、私を救ってくれることになるとは思っていませんでした。
いよいよ分娩室へ移動。
部屋は2階だったので途中に階段があり、夫と助産婦さんが手を貸してくれたけど、
まだ充分歩ける状態でした。
突然来たんです。
分娩台に乗ったとたん。
階段が効いたんだと思います。
陣痛って痛いって聞いてたけど、私の感覚はちょっと違いました。
『苦しい』とか『つらい』という感じ。
とにかく『我慢』しなきゃいけない。
なにを我慢するかというと・・
続く。