
昭和22年(1947年) 10月14日に 皇籍離脱 された 旧11宮家 のうち、
閑院家、山階家、北白川家 は 断絶。
梨本家 は、梨本守正(※守正王) に男子がおらず、その時点で既に断絶が確定していたものの、
梨本伊都子(※守正王妃伊都子)が 昭和51年(1976年) に亡くなるまでの間に、広橋儀光(※守正王第2王女・規子の次男) や 旧伯爵・龍田徳彦(※多嘉王第3王子) を 養子 に迎えて梨本家としての存続を図っていました。
最終的に、平成14年(2002年) に、徳彦が実子ではなく宗教家の 神林隆夫 を 梨本家の養子に迎えたことにより 皇統 とは完全に別の家系となりました (※そもそも、旧宮家としては昭和51年の時点で断絶)。
伏見家 も、伏見博明 氏 には男子がおらず男系の 断絶が確定 している。
青蓮院門跡 の 東伏見家 については、邦英王(※東伏見慈洽) が 臣籍降下 して創設された 伯爵家(※旧華族) であり、
宮家(※東伏見宮) としては 大正11年(1922年) 6月27日 に 依仁親王 が薨去した時点で既に断絶が確定(※昭和30年、東伏見周子の死去により断絶)していました。
「旧11宮家」といえば、あたかも 終戦後に 皇籍離脱 した方々(※旧皇族) と その 男系子孫 が今でも沢山いるかのような誤解を与えかねない 確信犯的なミスリード(※詭弁) であるのに加え、
旧宮家 のみを対象に 配偶者と子への皇族身分付与 という案についても、結局「女性皇族 と 旧宮家男子 との婚姻」を意識したものでしょうけど、まるで「政略結婚」のような時代錯誤な感じがして嫌ですね。

東久邇聡子(※稔彦王妃聡子内親王、明治天皇第9皇女)

東久邇成子(※盛厚王妃成子内親王、昭和天皇第1皇女)
しかも、久邇家 は 香淳皇后(※邦彦王第1王女) の「実家」であり、
久邇家の言わば「分家」である 東久邇家 は 東久邇聡子(※稔彦王妃、明治天皇第9皇女)、東久邇成子(※盛厚王妃、昭和天皇第1皇女)と2代続けて 皇女 を妃にお迎えしており、
竹田家 も 恒久王妃昌子内親王(※明治天皇第6皇女)といったように、存続している5つの 旧宮家 のうち3つが 女系 による血縁で 皇室 と限りなく近いことを鑑みれば、
血族結婚 による 遺伝性疾患 のリスクはそれだけ高くなることが想像に難くありません。
政府与党 が そういったことを考慮せず、これをあたかも 立民 等に対する「折衷案」であるかのように考えているとしたら、処置なしの馬鹿 としか言いようがありませんね(笑)。
自民党が皇族数確保策を巡り、立憲民主党との合意に向け修正案を検討していることが分かった。具体的には「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」に関し、これまで反対していた配偶者と子への皇族身分付与を、旧11宮家に限り認める案が浮上している。関係者が23日明らかにした。立民側とはなお見解の相違があるとみられ、合意に至るかは不透明だ。
額賀福志郎衆院議長は17日の各党派代表者会議で、取りまとめ案の作成に入ると表明。与野党の第1党である自民と立民が、歩み寄れるかどうかが焦点になっている。
立民はこれまでの会議で「身分の違う者が同じ家族を成すのは不都合が生じる」と主張。女性皇族の配偶者らに皇族身分を与えることを検討するよう求めている。
会議で併せて議論している「皇統に属する男系男子の養子縁組を認める案」では、1947年に皇籍を離脱した旧11宮家の男系男子が対象になると想定されている。旧11宮家の男系男子ならば、女性皇族の配偶者として皇族身分を得るのは問題ないと判断したもようだ。
皇室 を守るためには、夏の 参議院選挙 で 自民・公明 の議席を大幅に削いで、
頑迷固陋 な 男系固執 の候補者を1人でも多く 落選 させるしかありません!!
皇室が男系のみで続いてきたというのは幻想であるにもかかわらず、
男系に固執して、皇室におられる女性皇族を蔑ろにすることは、皇室を滅ぼす危険思想なのです!!