皇室の重要事項を審議する「皇室会議」に出席する皇族議員について、予備議員の2人目を選ぶ「くじ引き」に天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが臨まれました。結果は高円宮妃久子さまが当選されました。

 皇居の宮殿では13日午後、愛子さまと高円宮妃久子さまが皇室議員の予備議員を選ぶ、くじ引きに臨まれました。

 その結果、皇室会議に出席する皇族議員の2人目の予備議員は久子さまが当選されました。

 16日中に久子さまから辞退の申し出がなされなければ決定となります。

 皇族議員を巡っては、7日に皇室議員2人と予備議員2人を選ぶ皇族による投票が行われ、議員に秋篠宮さまと常陸宮妃華子さまが選ばれました。

 予備議員には秋篠宮妃紀子さまと上皇后の美智子さまが選ばれましたが、美智子さまは上皇さまの意思が反映されるという誤解を避けたいと考え、辞退されていました。

 美智子さまの次に得票数の多かった100歳の三笠宮妃百合子さまも高齢を理由に辞退され、その次に得票数の多かった3人から選ぶため、くじ引きをすることになっていました。

 もう1人の皇族がどなたかについて宮内庁は公表していませんが、宮内庁長官が代理で「くじ」を引いたということです。