ウクライナは決して弱くはありませんし、ロシアも強い国ではないことがハッキリしています。

『判官贔屓』でウクライナを応援していると思う感性自体が浅薄であり、柔軟性を欠いた考え方です。



 


反米主義に固執するあまり、江戸時代からロシアとの北方領土問題を抱えていたことなんか知る由もないでしょうし、
旧ソ連が火事場泥棒的に対日参戦して日本の領土を奪い取った『敵国』であることすら忘れ、
ソ連崩壊後も、旧ソ連が第二次世界大戦の戦勝国として手にしていた権益(※安保理常任理事国としての地位など)を正規の手続きを踏まないまま継承したことに何ら疑問を持たない点においても、

『呆守』

・呆けた保守

・保守から『亻(※にんべん)』が欠落したもの

のそれとしか評価できません。

日本がウクライナを支援すべきでない理由を見つける方が難しいですし、
第二次世界大戦の敗戦国としての現状を打破したいのならば、
尚更、ロシアの侵略を断念させ、力を削ぐこの戦いにおいて日本が存在感を示すべきであります。
 


『国連』は、英語で[United Nations]ですが、
UNを『国際連合』と訳しているのは日本くらいのもので、同じ漢字文化圏の中国や台湾では[联合国・聯合國](※韓国語の[유엔]は[UN]のハングル表記) と訳されており、
第二次世界大戦の連合国という軍事称号が、そのまま国際機関の名称として定着しています。

また、国連憲章の定める常任理事国は第二次世界大戦の主要戦勝国 (※中華民国、フランス、ソヴィエト社会主義共和国連邦、グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国及びアメリカ合衆国) であり、
ソ連が崩壊し、独立国家共同体が成立したなかでロシアが自動的に旧ソ連が有していた地位と権益をそのまま継承した(※ソ連は、崩壊して消滅したのであって、ソ連がロシアになったとは言えない)ことについて、チェコスロバキアがチェコ共和国とスロバキア共和国に別れた際にも、国旗が同じであるチェコも、国連に加盟する際に一から審査されて承認された経緯を引き合いに疑問視する意見がウクライナから出されています。

また、国連憲章には『敵国条項』と呼ばれるものが残されております。

第二次世界大戦の敗戦国である日本やドイツなどに対しては、その貢献度にもかかわらず、なんとも寂しいものであります。



ウクライナが戦う理由は、
ロシアから自国の領土と、ウクライナの歴史を守るためだけではなく、

我々の安全と誇りの為に戦ってくれているのです!!


 プーチン大統領になり代わって「ロシア脳」で考えてみると


ゼレンスキー氏は決して英雄ではない


むしろ彼こそが今回の紛争の種を蒔いた張本人だと言っていい


彼がウクライナの大統領でなければ


プーチン氏も国境を越えて自国の軍隊を送り込むなどという


暴挙に出ることはなかっただろう


よく知られているようにゼレンスキー氏の前職はコメディアンだ


彼は「国民の僕」という政治風刺ドラマで


後に大統領になってしまう歴史教師の役を演じた


これが大ヒットすると


勢いでドラマのタイトルと同じ「国民の僕」という政党をつくって党首となり


2019年の大統領選に出馬したところ70%を超える票を獲得して当選したのである


ところが実際に大統領に就任すると


政治家としては素人なので当たり前だが内政でも外交でも失策が続き


支持率はたちまち20%台にまで急落してしまった


そこでゼレンスキー氏は起死回生の策として


ウクライナをEUとNATOのメンバーに入れると言い出したのである


これは効果てきめんだった


なぜならNATOはともかくEU加盟はウクライナ人にとってメリットが大きいからだ


ロシアのプーチン大統領にとってみれば


このEUやNATO入り発言には絶対に見過ごすわけにはいかない理由がある


1991年12月のソ連崩壊前後


連邦を構成してきた14の国が次々に独立した


そして2000年代には厳しい条件をクリアして相次いでEUに加盟した


こうして旧ワルシャワ条約機構の国々は次々に自由主義陣営に取り込まれて


今やベラルーシとウクライナを残すだけになってしまった


ウクライナの歴史を紐解くとロシアとの関わりが深いことがわかる


現在のウクライナの首都キーウは


9世紀から13世紀にかけて存在したキエフ大公国の首都だった


そしてロシア人のほとんどが信仰しているロシア正教は


キエフ大公国の正教会から派生したと言われている


つまりロシアにとってウクライナは「親」のような存在なのだ


ウクライナはソ連からの独立後


ロシア寄りと欧米寄りの政権が交互に入れ替わりながら


ロシアを刺激しないように中立を保っていた


ところがゼレンスキー大統領は「自分たちはEUにもNATOにも入る」と宣言した


ロシアのプーチン大統領からすると「親子なのにどういうつもりだ」と


ゼレンスキー氏の態度に怒り心頭だったであろう


しかもウクライナがNATOに加盟した結果として


ロシア国境近くにミサイルが配備されるとモスクワまで約700㎞の距離しかない


だからロシアとしてはウクライナやベラルーシを緩衝地帯とするために


NATOへの加入を絶対に阻止したいのである


また国防においてゼレンスキー氏の発言を許すわけにはいかなかったのである


ゼレンスキー氏はもうひとつウクライナの大統領として致命的なミスを犯した


プーチン氏が絶対に触れてほしくない核問題に踏み込んでしまったのだ


ウクライナは旧ソ連の核開発基地だったためソ連解体後も大量の核が残されていた


しかし独立国家となったウクライナの核保有を国際社会は認めなかった


1994年12月「ウクライナがベラルーシ・カザフスタンとともにNPT(核拡散防止条約)に加盟すれば協定署名国がこの3国に安全保障を提供する」


という内容の覚書(ブダペスト覚書)にアメリカ・ロシア・イギリスが署名したのだ


このブダペスト覚書によってウクライナは非核兵器国となった


ところがゼレンスキー氏は自身の支持率回復を狙うために


「ロシアによるクリミア併合のようなことが起こるのは自分たちに核がないから」と


ブダペスト覚書に異議を唱えるような発言をし始めた


これはロシアにとって大問題だ


なにしろウクライナは核開発のノウハウがあり優秀な技術者も多数有しているので


その気になれば実際に核を保有できてしまうのである


以上のように「我々はEUとNATOに入る!核も持ちたい!!」と平然と口にする


ゼレンスキー大統領に対しロシアのプーチン大統領はかなり立腹していたに違いない


そしてゼレンスキー氏が次にとった態度でプーチン氏は完全に堪忍袋の緒が切れた


「ミンスク合意」の破棄だ


2014年3月


ロシアがウクライナ南部のクリミア半島を併合した後

親ロシア派武装勢力がウクライナ東部のドネツク・ルハンスク(ルガンスク)


2州の一部地域を占拠したことで紛争が勃発した


翌2015年2月


ロシア・ウクライナ・ドイツ・フランス4カ国の首脳がベラルーシの首都ミンスクで会談を行いなんとか停戦合意がまとまった


これが「ミンスク合意」である


この合意の中には「ウクライナ東部親ロシア地域に『特別な地位』を与える恒久法の採択」という項目がある


ロシア系の多い東側の地域(ロシア系が7割に達すると言われている)にウクライナは「自治権」という特別な地位を与えることになっていたのだ


国連安保理も2015年にミンスク合意の履行を求める決議を全会一致で承認していた


しかし2019年に大統領に就任したゼレンスキー氏はそんなことはおかまいなしに


国内世論を意識して「東部2州に『特別な地位』を与えるつもりはない」と堂々と口にし始めたのである


そこでプーチン氏は今回強硬手段に出た


非はあくまでミンスク合意を履行しないゼレンスキーにある!というのが


プーチン氏の主張なのである



【所感】

私は以前の投稿で
殴られた方(先制攻撃を受けたウクライナ)の言い分だけ聞いて
殴った方(ロシア)の言い分を聞かないで判断すると誤る可能性があると書きました

もし大前研一氏のこの記事が「ロシアの主張」であるならば
どちらの方がより悪いか?の判断はできませんが
どうして日本はウクライナだけを支援するのか?ますます分からなくなりました

国境のない日本では考えられない攻防が
以前から幾度となく繰り返されて
現在のヨーロッパのかたちになったのでしょうが
社会主義から民主主義に移行するのは理解できるのですが
これが「アメリカが用意した民主主義」となると
これまで培ってきたヨーロッパの秩序そのものが乱れてしまうでしょう

うがった見方をすれば
それをウクライナのゼレンスキー大統領が見事に利用した!可能性も考えられます

太平洋戦争も
真珠湾を先制攻撃したのは日本でしたが
第二次世界大戦には参戦しない!として当選したルーズベルト大統領は
この日本の先制攻撃を聞いて(イギリスのチャーチル首相と一緒に?)
してやったり!と喜んだという話もあります

私がどうも当初から腑に落ちなかったのは
ロシアは大国で強者!ウクライナは小国で弱者!!
しかも先制攻撃をしかけたのは大国のロシアだからロシアが悪い!!!という
判官びいき的な考えが(欧米のニュースを垂れ流しにする日本のメディアの
報道の在り方もプラスされて)まん延していることでした

プーチンとはそれほどバカな男なのか?という疑問もありました

エリツインがボロボロにした国を再建した能力の持ち主ですから。。。


そして

ゼレンスキー氏の「支持率UP大作戦」が全て事実としたならば
個人的な動機のみによって
これだけの大仕掛けをして国民を戦争に巻き込んだのか?と憤りすら感じます

更に腹が立つのは

このゼレンスキー氏のたくらみを利用して
見事にロシアだけを悪者に仕立て上げるのに成功したアメリカという国です

何れにしても

ここで私の理想論を語るのは差し控えますが
とにかく一日も早い「戦争終結」をしないと
既にお亡くなりになられた方もうかばれませんし
これから被害が拡大することで死傷者が増えることも我慢できません

最後に一つ

上記の情報を掴んだうえで誤りと判断したのかどうかは知りませんが
アメリカの同盟国とは言え「憲法で戦争放棄」をうたっている日本が
なぜ?ここまで片方の国にだけ肩入れするのか
その理由と目的がどうしてもわかりません



分からないなら、教えてあげましょう(笑)。


> プーチンとはそれほどバカな男なのか?という疑問もありました

エリツインがボロボロにした国を再建した能力の持ち主ですから。。。


プーチンに随分と心酔しているようですが、

そのロシアの経済も、プーチンの起こした戦争によって再び滅茶苦茶になっていますが(笑)。



耄碌した独裁者の『夢』のために、気の毒なロシアの兵隊達が侵略戦争に駆り出されているのです。


大前の言うところの『ロシア脳』とは、帝国主義者としての視点であります。


強者に阿り、弱者(※実際に弱者とは限らないが)を踏みにじるのは褒められたものではありませんし、

ましてや、反米主義思想に固執した視野狭窄の『いちびり』から、

ウクライナという国家の存立とその歴史を全否定するロシアに期待を寄せるのは処置なしの馬鹿がすることです。





ウクライナ大使館への義援金はこちら。
↓↓
三菱UFJ 銀行
広尾支店 047
普通
口座番号0972597
エンバシーオブウクライナ