ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC、ポリコレ)とは、
性別・人種・民族・宗教などに基づく差別・偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用することを指します。

 日本でも、平成14年3月施行の「保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律」によって、
『看護婦』→『看護師』
『助産婦』→『助産師』
とされたように、従来は 女性(※若しくは男性)が主流と思われていた職業の名称が変更されたりしています。

これくらいなら、別に問題はないと思います。

 ですが、ポリコレの行き過ぎは社会に公正・公平を求めるあまりに、慣習として認められていたその国の伝統文化が制限を受けたり、却って社会を窮屈にしてしまうこともあります。


 ポリコレの本場である米国を中心に、近年、クリスマス休暇の時期でも『メリークリスマス』ではなく、
単に『ハッピーホリデイズ』という表現を用いることが増えているようです。

 どうやら、キリスト教徒以外の宗教の信者や、無神論者に対する配慮ということらしいのですが、キリスト教徒が総人口の 1%にも満たないにも関わらず、12月25日が近付けば、街中「メリークリスマス」で溢れかえる日本人の感覚からすれば、正直、理解に苦しむ 無意味な『配慮』だと思いますが、
公的機関以外にも、一般企業も それに倣って「ハッピーホリデイズ」ときたものです。

……一体、誰がそうさせているのでしょうかね?


 そして 日本は、欧米諸国で悲惨な結果をもたらした失策であっても、わざわざ『周回遅れで』取り入れようとする傾向にあります。

 ろくな結果にならないのは、目に見えているというのに……。


 皇位継承に伴う一世一代の儀式である『大嘗祭』に関わる費用を国費で負担することに反対する勢力がいます。

 そもそも、連中の場合、大嘗祭に限らず、宮中祭祀やそれ以外の皇室の儀式にも反対しているわけですが、
宮中祭祀が神道形式で行われているとしても、その儀式自体は布教や教育を目的としたものではなく、憲法20条に規定される『宗教的活動』に抵触するものではありません。


 戦後は 宗教法人となった靖国神社や護国神社を標的として、有象無象の宗教団体なんかが被害者面してスクラムを組み、
靖国神社・護国神社にも保障されている筈の信教の自由は平気で踏みにじるダブルスタンダード。


 このようなマイノリティによる理不尽な要求にまで、いちいち日本社会全体が振り回されなければならない理由はありません。



マイノリティであることをプロパガンダに利用してくる連中が、
社会的に『弱者』であるといえるでしょうか?

……私は、違うと思いますよ?