朝、目が覚めると、窓の外から娘の声がする。


朝といっても、既に9時。


2階の寝室から降りて、リビングに降りると、外から呼ぶ声がする。



「パパ~っ、ラーメンくださいって言ってぇ~」



「ラーメンくださぁ~いっ」



「はぁ~いっ」



突然のラーメン屋さんごっこが始まった。



「味噌ラーメンで~す」



縁側から、食べ終わったゼリーの器に泥水のスープと細い枯葉の麺が入った味噌ラーメンが私の前に差し出された。



「じゃあ、次は塩ラーメンをお願いします」


「は~いっ」



娘は、調理場の方へ駆けていった。


しばらくすると、娘が新たなラーメンを持ってきた。


「塩ラーメンで~す」


「はい、ありがとう。味噌ラーメンは食べたから、返すね」



そういうと、娘は怪訝そうな顔をして…。



「パパ、食べたの?」



「うん」というと…。



「あれ、ドロだよ…」



思いっきり、引いた顔するなっ!!


3歳児のオマエに合わせたんだよっ!!大人だからっ!!



あの娘の顔ときたら(笑)


「ラーメンって言ったから、食べちゃったんだ…泥を…」とも見えるし、「うわぁ、泥だって気付かないのかよぉ…」とも見えるし。


とりあえず、引いていましたね(笑)



遊んでいるのか?

遊ばれているのか?



いずれにせよ…。


敵わないよ(苦笑)




先日、お隣の県に行った時の事。


とあるテーマパーク的な場所に何気なくあった「けん玉」にハマる。


21世紀になり、また流行りだした「けん玉」ですが、ファミコン世代である私にとっては、あまりピンとくる玩具ではありませんでした。


とりあえず、やってみる。




娘は全然ですが…。


奥に写っている妻は、才能が開花(笑)

次々と剣の部分に玉を収めていく。


妻ほどではないが、私も徐々に上達する。


玉が入るたびに…。



「うぇぃ~っ!!」



と体育会系の叫び声を上げる我々の声ばかりが、このフロアに響く(笑)


散々けん玉をして分かったことは、3つ。


1つ目は、大人になるとそれなりに出来るという事。


2つ目は、練習すると上達するという当然の事。



そして、3つ目。


昔の人達と、同じ感動を味わった、という事。



wiki先生で調べると、けん玉は500年くらい前からあったらしい。


500年…想像するのも難しい長い年月。


哲学も、文化も、技術も…全てが大きく変わった年月。


その中で、剣に玉が入る喜びと感動は、きっと同じ喜びであり、同じ感動なのだ。



生まれた時期が数十年違うと、同じ感動を味わうのは難しい。


時代の流れが早い現代は、数年でもそうかも知れない。


それを味わえる、そういう事に想いを馳せる事が出来るというのは、なかなか素敵な体験だと思う。



けん玉で繋がる時間と感動。


なんか、良いね。



先日の休日。


妻を迎えに行くため、娘と妻の職場へ。


時間があったので、神社へお参り。


娘が「パパ、走ってっ」


というので、走ってみるが、娘はその場から動かない。


だいぶ動かない…。


不思議に思って、引き返し「どうした?」と聞くが、返事がない。


「どうした?どうしたの?」


心配になり何度か聞くと、ようやく娘が口を開く。



「あ、ごめん。ぼーっとしてた」



えぇっ!?


3歳のくせにっ!?


まぁ、3歳でもぼーっとすることくらいはあるか…。


あるのかっ!?




ちなみに、この日の朝。


ヨーグルトを食べていると、娘が寄ってきたので、一口食べさせると。



「なんて素敵なヨーグルトなんでしょう」



セレブかっ!!


なかなか語彙力がある3歳2ヶ月の女の子です(笑)