人気作家、池井戸潤の最新作。
「埼玉県行田市にある老舗足袋業者こはぜ屋。日々資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、裸足感覚を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか?
世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足。従業員20名の地方零細企業か、伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで一世一代の大勝負に打ってでる!」
600ページとボリュームたっぷり。
かなり取材されてるようで、つま先着地の優位性をとくフォアフット理論が紹介されてました。
あと、選手に合った靴を作るシューフィッター村野という人物が出てきますが、恐らくモデルは加古川出身の三村仁司さんですね。
(アシックスからアディダスに移り匠シリーズを製作した人)
とにかく、人と人の繋がり、信頼関係で仕事をする素晴らしさが描かれてます。