ビワイチの次の日、京都白川の天下一品総本店の営業開始時間まで時間があったので、一乗寺を散策。
天下一品から歩いて5分ほどの「金福寺」へ行きました。
庭園が見事で、時間が止まってるような感じです。
このお寺は松尾芭蕉、与謝蕪村ゆかりのお寺です。
庭園の奥に小高い丘があり登ると芭蕉庵があります。
この年季の入り具合がたまりません。
さらに登ると与謝蕪村の墓があり、そこから洛北が一望できます。
ちなみに高浜虚子がここを訪れ「ゆく春や 京を一目の 墓どころ」と詠んでます。
あと、このお寺は村山たか女が生涯をとじた場所らしいです。
歴史好きでありながら、村山たか女という人全く知りませんでした。
NHK大河ドラマの第1作目の主人公らしいです。大老井伊直弼の愛人で、尊皇攘夷派の動向を探索し、その情報を幕府に密告する女スパイです。
そのため、勤王の志士から恨まれ、井伊直弼が桜田門外の変で暗殺されると、たか女は捕らえられ、三条河原に生晒にされます。しかし、3日後に助けられ尼僧となりこの金福寺で余生を送りました。
船橋聖一の歴史小説「花の生涯」で描かれてるみたいなので、今度読んでみます。
周りには詩仙堂や曼殊院という観光客に人気のスポットが点在してますが、ここはお客さんだれもいなく一人の時間を過ごせました。めっちゃ穴場です。
天下一品が開店するまでまだ時間があったので、宮本武蔵と吉岡一門が決闘した一乗寺下り松へ行きました。
八大神社にある武蔵の銅像。
決闘当時の松の木が保管されてます。
やっぱ洛北いいですね。落ち着いた感じが好きです。
同じ京都でも南と北で全然違いますね。