小林祐梨子(神戸新聞コラム) | ラクダのオーナーのブログ

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モンゴル国際草原マラソン100キロの部で優勝してラクダのオーナーになりました。
次はハーフマラソンの部で優勝して馬のオーナーを目指します!



今日の神戸新聞のコラム、正平調がいい!!

「いつごろだったか伝説めいた話を耳にした。かかとを着けずに長い距離を走れるらしい。10代で数々の記録を残したので、尾ひれをつけた話かと思いながら聞いていた。しかし担当記者に確かめると、根も葉もない話ではない。爪先で接地して蹴る短距離と同じように、この人は強靭な爪先で中距離を走っていた。引退を表明した小林祐梨子さんのことである。名選手を輩出した兵庫陸上界でひときわ大きな花だった。高校で出した1500
メートルの日本記録は今も破られない。
 (中略)
 しかし座骨神経痛に悩み、ここ数年好成績を挙げられない。これが26才での引退理由と聞けば、うなずくしかない。見るものの心を踊らせた走り方が、いつしか体に負担をかけたかと門外漢は想像してみるが、どうだろう。目を閉じれば、高校駅伝で20人を抜き、国際大会で強豪と競り合った場面が浮かぶ。引退は寂しい。でもあなたは私たちの思い出の中で、弾むように走り続ける。」


来週の兵庫県郡市区対抗駅伝の小野チームで走るのがラストランです。
郡市区から世界へ羽ばたき、最後は郡市区で終わる。
郷土愛に満ちたいい人です。