米スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、日本時間6日に飛行2日目となった山崎直子さん(39)は、宇宙に“ブランド品”の船内服を持ち込んだ。世界的デザイナー・芦田淳さん(79)の次女・多恵さん(45)がデザインした品で、宇宙でもファッションを楽しむ試みは、女性飛行士ならでは。シャワーなし、洗濯もできずと、オシャレとほど遠い宇宙暮らしで、女性らしく“普段着”にこだわる。

 女性デザイナーが手がけた、女性飛行士のための“宇宙用普段着”。打ち上げ時の気密服を脱いだ飛行士が、シャトル内で着るのが船内服で、支給品がほとんどだが、山崎さんは今回こだわりの1着を持ち込んでいた。

 山崎さんの宇宙普段着をデザインしたのは芦田淳さんの次女で、ブランド「ミス アシダ」のデザイナー・芦田多恵さん。女優の藤原紀香や水野真紀らのウエディングドレスも手掛けたことでも知られる人気デザイナーだ。

 山崎さんとは数年前から親交があり、日本滞在中は家族ぐるみで食事をする仲だという。ともに母で妻という立場からエール交換。山崎さんは、昨年、船内服を発注した。同ブランドによると、女性デザイナーが船内服を手がけるのは初だという。

 船内服は、青いニットカーディガンと、紺色のショートパンツ。同ブランドは「体への負担を減らし、肌触りや着心地のよさを実現するため」、上着は縫いしろがない仕様になった。芦田さんは、「作業効率にかかわる動きやすさ、フィット感を重視しました」と説明。また、「男性ばかりという機内環境で、デザインと色の選択には、どこか“優しい”雰囲気を醸し出すよう」に、配慮したという。一般販売予定はない「一品もの」。山崎さんが、どのタイミングで、特注服を着た姿を見せてくれるか、注目だ。

 ◆洗濯いらず下着も 〇…JAXAは昨年、山崎さんが宇宙に持ち込む衣服類の公募も行った。審査には山崎さんも参加。採用され、搭載された中には、船内生活の快適性を重視したJ―space社製の「宇宙下着」も。洗濯できない環境に合わせ、消臭、抗菌性を重視。テストでは3日間連続着用もクリアした。同じ規格のパンツは、1枚1万500円で2月から限定販売されている。また、キュアテックス社製の“和紙繊維靴下”も搭載。伝統の和紙から作られた繊維を使い、体に優しい仕様だという。

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