乳幼児の多動症状④動き | 発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

ADHD+アスペルガー症候群の当事者です

息子たちと旦那も同じ障害を持っていますが
だからこそできること  を大切に。
HP URL:nekomama.site



*ここに書いてあることは、毎度のことながら「私個人」の主観であり、ここに書いてあることが当てはまるからイコールで発達障害であると決定づけるものではありません。また、逆に、当てはまらないことがあるからと言って、発達障害でないということもありませんのでご了承下さい。







さぁ、多動症状の続きです。




走る。
一般的に見たら、これが1番前に出てる症状ですかね?
まぁよく走ります。
元気だね。君。  ってレベルでなく走りますね。はい。



例えば、手をつないで散歩してたり。
で、ちょうちょが飛んで来ました。



「ちょうちょだね~」
なんて、呑気に会話してる暇など一瞬たりともありません。



こっちが「あ、ちょうちょ」と思った時には本人走ってる。


繋いでたはずの手なんかとっくに離れてます。

で、追いかけて捕まえて手をつなごうとした瞬間、

今度は車に向かって走ってる。


で、また追いかける。
捕まえて、ふぅと息をついたらまた、今度は風船とか見つけてまたダッシュ…





エンドレス。 
結果、「手をつなぐ」という行為自体が難しく、
手をつないで歩けることなど皆無。





これはわかりやすい話なんですが。
まぁ 長男の話です。はい。

じゃあって、同じように多動だった三男はというと、ここまでのことはなかったです。

不安の強い子供なので(恐らく感覚過敏が原因かと思われる) 手を繋げないというほどのことはありませんでしたが、
見える範囲では走り回って「座る」ということはほとんどなかったですね。



こういった症状を、年齢を巻き戻して、赤ちゃんまで遡ってみる。



わかりやすいところで、お座りを始めた頃…ハイハイ期あたりで止めて見てみると。


「座って遊ぶ」ということが少ない。

動けるようになった途端に、あっちこっち動き回ってる印象。

座って、大人が積む積み木を眺めていたり、
抱っこして絵本を読んだり…という遊びが苦手ですね。


長男の場合も、絵本は大好きでしたが、
抱っこして読み聞かせとか難しかったし、
次々めくっていっちゃうし、
本人の興味を引くものであれば、ありえないくらい集中してくれることはありましたが、本当に少なかったと思います。


太鼓とか、ガラガラ的なものとか、積み木、ブロック、ミニカー…

どれも腰を下ろして座ってすることの方が多いかと思いますが、あっという間に動き始めてしまう。


「落ち着いて遊ぶ」

ということがあまりない印象で、
家の中でも常に移動しているようなイメージの方が強い。

一つのおもちゃで長く遊べなくて、次々と興味が移っていく。
それに伴って本人も移動していく、という感じかな?


ちなみになんですが、ねんねの時期も、「足をやたら動かす」赤ちゃんも多いように思います。

生まれた頃から、やたら足をバタバタする赤ちゃん。
なんだか知らないけど、やたら足に力がある赤ちゃん。

そういう赤ちゃんは、足がついた途端に走り回ってる確率が高いように思います。

あくまで私が見てきた限り。ですが。



ここ何年か、後輩たちにも続々と子供が生まれていて、
そんな子供達は、生まれた頃から定期的に見て来ているわけで…

自分の子供達のこともそうですが、少なくとも何十人単位では赤ちゃん期からの「動き」を見てきていて…

気になる行動を頭にとどめて…
嫌な話ですが、「観察」してきているのも事実。

どんなに小さい時期でも、違和感を感じた子に関しては、注意して見ています。



「よく動く赤ちゃんだな…」


→1年後。

「落ち着きがなくて困っちゃって…」
と、言いながら子供を抱っこするそのお母さんの肩登る子供。


みたいな図式…

もちろん100%ではありませんが。
あまりにその確率が高いように思う。のも事実です。


コミュニケーションの問題にもつながると思うんですが、
「親子」で遊ぶことも難しいですね。
…というか、「人」と遊ぶことが難しい。

多動の子供の場合、その理由にコミュニケーションの問題だけでなく、刺激に反応する脳の動き自体が問題としてあるわけで、
なおさら難しくなるということで。

「動きたくて」というより、「動いてしまう」から。

なかなか、親のしたい遊びにつながらない
という印象にもつながると思います。