*ここに書いてあることは、毎度のことながら「私個人」の主観であり、ここに書いてあることが当てはまるからイコールで発達障害であると決定づけるものではありません。また、逆に、当てはまらないことがあるからと言って、発達障害でないということもありませんのでご了承下さい。
さぁ、多動症状の続きです。
走る。
一般的に見たら、これが1番前に出てる症状ですかね?
まぁよく走ります。
元気だね。君。 ってレベルでなく走りますね。はい。
例えば、手をつないで散歩してたり。
で、ちょうちょが飛んで来ました。
「ちょうちょだね~」
なんて、呑気に会話してる暇など一瞬たりともありません。
こっちが「あ、ちょうちょ」と思った時には本人走ってる。
繋いでたはずの手なんかとっくに離れてます。
で、追いかけて捕まえて手をつなごうとした瞬間、
今度は車に向かって走ってる。
で、また追いかける。
捕まえて、ふぅと息をついたらまた、今度は風船とか見つけてまたダッシュ…
エンドレス。
結果、「手をつなぐ」という行為自体が難しく、
手をつないで歩けることなど皆無。
これはわかりやすい話なんですが。
まぁ 長男の話です。はい。
じゃあって、同じように多動だった三男はというと、ここまでのことはなかったです。
不安の強い子供なので(恐らく感覚過敏が原因かと思われる) 手を繋げないというほどのことはありませんでしたが、
見える範囲では走り回って「座る」ということはほとんどなかったですね。
こういった症状を、年齢を巻き戻して、赤ちゃんまで遡ってみる。
わかりやすいところで、お座りを始めた頃…ハイハイ期あたりで止めて見てみると。
「座って遊ぶ」ということが少ない。
動けるようになった途端に、あっちこっち動き回ってる印象。
座って、大人が積む積み木を眺めていたり、
抱っこして絵本を読んだり…という遊びが苦手ですね。
長男の場合も、絵本は大好きでしたが、
抱っこして読み聞かせとか難しかったし、
次々めくっていっちゃうし、
本人の興味を引くものであれば、ありえないくらい集中してくれることはありましたが、本当に少なかったと思います。
太鼓とか、ガラガラ的なものとか、積み木、ブロック、ミニカー…
どれも腰を下ろして座ってすることの方が多いかと思いますが、あっという間に動き始めてしまう。
「落ち着いて遊ぶ」
ということがあまりない印象で、
家の中でも常に移動しているようなイメージの方が強い。
一つのおもちゃで長く遊べなくて、次々と興味が移っていく。
それに伴って本人も移動していく、という感じかな?
ちなみになんですが、ねんねの時期も、「足をやたら動かす」赤ちゃんも多いように思います。
生まれた頃から、やたら足をバタバタする赤ちゃん。
なんだか知らないけど、やたら足に力がある赤ちゃん。
そういう赤ちゃんは、足がついた途端に走り回ってる確率が高いように思います。
あくまで私が見てきた限り。ですが。
ここ何年か、後輩たちにも続々と子供が生まれていて、
そんな子供達は、生まれた頃から定期的に見て来ているわけで…
自分の子供達のこともそうですが、少なくとも何十人単位では赤ちゃん期からの「動き」を見てきていて…
気になる行動を頭にとどめて…
嫌な話ですが、「観察」してきているのも事実。
どんなに小さい時期でも、違和感を感じた子に関しては、注意して見ています。
「よく動く赤ちゃんだな…」
→1年後。
「落ち着きがなくて困っちゃって…」
と、言いながら子供を抱っこするそのお母さんの肩登る子供。
みたいな図式…
もちろん100%ではありませんが。
あまりにその確率が高いように思う。のも事実です。
コミュニケーションの問題にもつながると思うんですが、
「親子」で遊ぶことも難しいですね。
…というか、「人」と遊ぶことが難しい。
多動の子供の場合、その理由にコミュニケーションの問題だけでなく、刺激に反応する脳の動き自体が問題としてあるわけで、
なおさら難しくなるということで。
「動きたくて」というより、「動いてしまう」から。
なかなか、親のしたい遊びにつながらない
という印象にもつながると思います。