精神発達遅滞児の就学① | 発達障害一家・5人揃ってアスペ+ADHDだからできること

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ADHD+アスペルガー症候群の当事者です

息子たちと旦那も同じ障害を持っていますが
だからこそできること  を大切に。
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*このシリーズに関しては 言葉の言い回しを不愉快に感じる方が多いかもしれません。
マイナス面も隠さず 現実的なことを書きますので 負担になる方はスルーして下さい。
それでも読んでくださって なお不愉快な思いをする方がいたらすいませんm(_ _)m
また 記事の性質上 数値に触れ ある種の線を引くような表現も多くなります
苦手な方はスルーして下さいm(_ _)m







一言で軽度発達障害児といっても 10人十色。

個々でその特性も能力も幅があり 判断は難しいです。

なのでここからは タイプ別に取り上げて 就学について考えたいと思います[みんな:01]
(もちろんそれでも ここで取り上げるパターンに当てはまらないお子さんもたくさんいると思いますが
少しでも具体的な参考になればと思います。)



まずは 精神発達遅滞を伴うお子さんの場合。

前回の記事で ダイレクトに数値に触れて書かせてもらいましたがm(_ _)m
改めて。

小学校入学当時に 例えばIQが70のお子さんがいたとして
じゃあ この子はどうだろう?
となるわけですが。

一般的な支援級に所属した場合 学習や活動は物足りなく感じることが多いかと思います。

以前 支援校の記事でも書きましたが
個人的には 65前後あれば ストレートで支援校はもったいない と感じます。

その理由はいくつかありますが
まず一つは

「能力が伸びる可能性があるから」

これもずいぶん前の記事に書いていますが

脳の成長 というのは

3歳までに50%が出来上がり
7歳までに60~70%程度
そして 12歳前後で ほとんどの回路が完成する

という研究結果があり

これを踏まえた時

小学校就学前の5・6歳の段階での発達検査で 本人の将来的な適応力を測ることは時期早々である。

と考えるからです。

要は 「この先の成長次第で 一般的な社会でやっていける可能性が充分ある」
ということ。

そして その成長のために

「なるべく沢山の刺激を与えて 成長を促す必要がある」

こと。

そして 社会に出て行くために

「一般的な社会に積極的に触れて行くべきである」

と考えるからで。



言い回しが直接的になり 不愉快な方がいたら申し訳ありませんがm(_ _)m


小学校入学の際に 「この子は知的障害だから」と支援校に入学させれば
その時点で将来の進路・生き方に制限がつくことにもなり
また 支援校では 伸びるものも伸びない可能性がある


ということです。

逆に

発達障害児の場合(これはアスペやADHDなんかの子も含めてですが)
年齢が上がるに連れて 周りとの差は開きますし
その到達点は年齢相応にはならない場合が多く。

普通級においてのその活動には ついていくことが困難になっていくことも確かです。

ですが 低学年のうちであれば 活動自体のハードルが低く ただでさえ小さい子供の集まりであれば みんな色んな失敗をするのも当たり前で。
学校側の許容も広い。

ここで取り上げているのは 精神発達遅滞児 ですので
その場合は 能力の凸凹は少なく バランス的には良い場合が多く
また そのコミュニケーション能力は比較的高い場合も多いので
「みんなのようにできないことは多いけど 周りとトラブルになることは少ない」ようにも思います。

支援級に関しては
そのもの自体を「支援校の縮図」のように捉えるとすると やはり学習や活動自体のハードルは低い。

そして 一年生であれば 普通級であっても その学習内容もやはりハードルは低く
どちらにしても最低限は必要な「読み書き・計算」が主軸です。

さらに

低学年のうちに起きてくる問題というのは 学習にしても人間関係やその他の活動にしても 親がフォローできる範囲内の問題な場合が多く
家庭でのフォローの負担も小さくて済みます。
「失敗が許される年齢のうちにそれを生かして経験したり学習したりする」には良い世代だという面もあり。

私個人の考え方としては
「学校での実際の生活」でしか見えない得意・不得意を見るための布石としても。

普通級+ の形でもいいんじゃないかな?
と思うお子さんがたくさんいる と思います。


学校との相談はもちろん必須ですが
その話はまた次の記事で[みんな:03]



続く[みんな:02]















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