ディズニーシーに新エリアが創設されたというニュースです。

 

【数分で完売】家族3人で予算10~15万円!? 東京ディズニーシー新エリア「ファンタジースプリングス」誕生で朝から大行列(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

 

しかも平日にも関わらず大盛況です。ディズニーの客層としては10代~40代の現役世代が主流かと思われます。

私のような平日の昼間からウロウロできるような暇人ばかりではないと思うのですが、学校や会社を休んで来園しているのでしょうか?

 

加えて金銭的な負担も年々大きなものになっています。度重なる値上げされる入園料に加え、アトラクションに入るために別途費用もかかるようになり、既に貧困層では来園できなってくる価格水準に上がっているようにも感じます。

それでも年間パスポートを購入し、年に何度も来園するようなリピーターを確保できる魅力的な空間を提供できる商売センスは立派なものでしょう。

 

現時点(2024年3月)時点で営業利益率が約27%、自己資本比率も70%以上と経営状況は全く問題ありません。一株純利益は昨年株式分割(5分割)した事により72円程度となっています。株主優待も保有株数に応じて実施しており、優待銘柄でもあります。

 

 

今年に入ってからは下げトレンドであると言え、長期的に見れば上昇トレンドは確保できており、分割後の株価ベースでも10年前は900円であったのが現在では4,500円台と5倍近くの値上がりとなっています。

私としてはこのような成長銘柄は常に割高な状態が続き、買い時が分からないので、投資するには至っておりません。

 

 

そう言えば雑誌やネット等でも株主優待や新NISAのおススメ銘柄には全く上がってきません。

最近の流れとして高配当株が推奨される傾向にありますが、このオリエンタルランドはその対極に位置しており、今年に入ってからは下げトレンドが顕著になっています。

結局は配当利回りの低さ0.31%、配当性向の低さ約20%、優待取得への最低購入金額の高さ(500株以上:約225万円)が理由であると言えます。

会社側は配当性向を50%以上に増やし、株主優待のハードルを下げれば優待目的の投資家も増えてくるのにここまでケチケチする理由を聞いてみたいものです。

 

 

個人的には年間パスポートを買うような熱心なリピーターで会社の株式を保有していない方向けの銘柄であると思っています。

私のようにディズニーに特に思入れのない一般の投資家は購入後に許容範囲を超えた含み損を抱えたら躊躇なく損切りしてしまうからです。

 

ディズニー好きの知人にオリエンタルランドの株式についての話を振ってみましたが、全く知りませんでした。

熱心なファンを取り込むためチケットに株式の宣伝をしたり、施設内に広告をしたりすれば会社にとっても悪い話ではないと思います。