本日(3/25)エリアクエスト(8912)がストップ高となっていました。
今回は10単位(1000株)で3000円のクオカード優待の開始という内容が好感された事が原因だと思われます。
エリアクエスト[8912]:株主優待制度の導入に関するお知らせ 2024年3月25日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞 (nikkei.com)
この会社は2018年3月に優待新設を発表し、同年6月に廃止を発表するという前代未聞の前科があり、今回の内容も半信半疑と言わざるを得ません。
前回の優待の内容は『100株以上保有者に対してクオカード1,000円分または指定の店舗での食事券2,000円分』でした。
私も当時は投資額が少なく、配当込みで5%近い利回りがあったので250円前後で購入し、そのまま元の株価に戻らぬまま損切する事になりました。
2018年3月頃の株価はおおよそ200円台前半でしたが、この優待発表のニュースで株価は300円以上の高値を付ける事もありました。
しかし6月の優待廃止発表後は右肩下がりとなり、結局は100円前後まで落ち込み多くの優待投資家を失望させる事になりました。
さらに9月の株主総会にも出席しましたが、短期間での優待廃止に関する質問が集中した中、代表者の回答は損失を被った個人株主に対して全く誠意がない内容に感じたので、この総会終了後の数営業日後に損切りを決断しました。
前置きはさておき、今回の優待内容からさて現時点での状況で分析してみると
本日(3/25)の株価164円で10単位(1000株)購入した時の優待+配当利回りは3.00%です。
(2000円(配当)+3000円(クオカード)÷164,000円=3.00%
優待+配当の総合利回りで見ても3%とやや物足りない数字であり、また『過去の前歴』もあるためいつ優待が廃止されてもおかしくはありません。
半導体のような国策銘柄で右肩上がりの株価が期待できるわけでもなく、あくまで優待、配当目的で買う目的であればさほど旨味はないと個人的には思います。