先日友人から『労務管理士』という資格の取得について相談を受けました。

『社会保険労務士』という国家資格については私自身が資格保有者であるので合格後の詳細を含めてアドバイスできるのですが、労務管理士については全く知識を持ち合わせいなかったため後日回答することにしました。

 

 

HP等で調べたところ社会保険労務士とは全く関係のない一般社団法人日本人材育成協会という団体が主体となって認定している民間資格の事でした。

加えて『人事法務士』という資格も記載されていました。

 

労務管理士受験方法|日本人材育成協会|資格|労務管理士 (jinzai.org)

資格登録・入会|日本人材育成協会|労務管理士|人事法務士 (jinzai.org)

 

HPを見ると労務管理士の専門分野は労働法規(主に労働基準法)に特化した資格です。

①認定講座の終了②webによる認定講座⇒試験合格③職務経歴と課題論文による取得④通信講座による資格取得と資格の難易度としてはさほど高いものとは思えず、

多少のやる気とお金を払えばほとんどの人取得が可能かと思われます。

 

 

ただし資格を取って終わりではありません。『労務管理士』や『人事法務士』の名称を名乗るためには協会に登録料20,000円を支払い、毎月1,000円の会費を納入することが必要です。

これはFP協会のAFPやCFPの仕組みと同じです。2022年の日記でCFPを退会した事を書きましたが、数万円の資格維持費を払うことでそれ以上の経済的な利益が見込めるかといえば疑問に思います。

 

会社の総務部や人事部に所属している方で会社からこの資格を取るよう業務命令を受けている方以外はおおススメできないと個人的には思いました。

 

友人に対しては今回の日記の内容を個人的見解として説明しました。