昨日、アイナボホールディングス(7539)の株主総会に行ってきました。

来場者はおおよそ40人程度と昨年よりはやや多かった印象で、お土産は自社製のクオカード1000円でした。

 

 

   

 

代表者の阿部氏が体調不良により欠席、代わって専務取締役の須藤氏による議事進行が行われ40分程度で決議事項はすべて可決し、無事総会終了となりました。

決議事項前における株主(4名)による質疑応答の要旨は以下の通りです。

 

●株価対策について

⇒現時点では業績を向上させる事で株価を上げていきたい。配当性向30%以上を約束する事で株主還元を実施している

また現在では工事における元請け(ゼネコン)からの支援が見込めないため、不測の事態に備えて手元資金を厚く事を優先したい

 

●株式報酬制度導入の提案

⇒当社は会社の規模的に役員持株会により個々の取締役が株式を購入できる制度を設けているため、現時点での導入の予定はない

 

●来期の業績予想(増収、増益)の根拠、

⇒当社の工事代金、製品等について価格転嫁と物流コストの削減等により増収・増益予想としている

 

●物流コスト上昇への対応策について

⇒子会社化した株式会社アクセスを中心に関東、関西の物流体制の再構築を図っていく

 

●為替変動による業績の影響について

⇒影響はほぼない

 

●地方の一戸建ての売上が下がりつつあるが、当社への業績の影響は?

⇒当社は東京、名古屋、神戸の3拠点のみであり、地方戸建ての売れ行き不振による影響は軽微である

 

個人的な感想としては、為替変動による業績への影響は少ない事は安心しましたが、私を含めて株主にとって株価向上は最大の関心事であり、東証から求められているPBR1倍への改善に向けての具体的な株価対策(自社株買い等)については現時点では全く検討していない事に対しては残念に思いました。

 

村上ファンドのようなアクティビストが出てこない事を願うばかりです。