とある方からお誘いいただいて、伊豆箱根鉄道7000系30周年貸切乗車会に参加してきました。
伊豆箱根鉄道7000系について説明すると、1991年に7501Fがデビューし、1992年に7502Fがデビューして現在2編成が活躍しています。車内は転換クロスシートとボックスシートで、当時駿豆線で運行されていた快速列車や計画されていたJR東海道線への直通運転に対応した車両として登場しました。中間車は快速の座席指定車として使用するため2扉車となっていますが、快速の廃止やJR直通運転計画の頓挫として本来の目的を果たせず、またクロスシート故にラッシュ時の混雑が対応できない事が要因でその後の増備は3000系となりました。現在は他の車両と同じく普通列車として活躍し、2021年にデビュー30周年を迎えました。
そして今回、久しぶりに鉄仲間と行動しました。新幹線で三島に向かい伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えです。駿豆線ホームには貸切運転前に一般列車の運用に付いてる7000系7501Fが発車待ちをしていました。
この列車に乗り、修善寺に向かいます。
修善寺駅に到着。お客さんを全員降ろした後、貸切運転に備えて待機します。本来、この駅から折り返しで三島に向かう予定だった列車は車両基地から回送された別の列車が入りました。
改札を一旦出て、集合時間になると受付を済ませました。発車案内表示機には貸切の表示が出ました。
発車前に普段日中は点灯しない前照灯を点けてくれました。
7000系の運転台。従来車の3000系は右手操作のワンハンドルですが、7000系はJR211系によく似たツーハンドルになっています。
中間車車内、快速運転時の座席指定車として使われました。
この後、私達を乗せた列車は1998年まで運行された快速列車と同じ停車駅と所要時間で走る特別列車に乗りました。
2021.10.9伊豆箱根鉄道7000系30周年貸切乗車会 快速列車復活運転
修善寺から三島まで全区間収録しました。よろしければご覧ください。
三島駅に到着。3509Fと並びます。
折り返し待ちの間にヘッドライトを点灯してくれました。
3507Fが入線すると、折り返しの発車時刻となりました。この次は車両基地のある大場に向かいます。
三島田町駅に到着。普段は列車が入らない3番線に入って長時間待避します。待避中に伊豆箱根鉄道の社員さんから7000系に関するおもしろい話を色々聞く事ができました。
外から運転室を見せてもらうと、運転席上のスイッチ盤にJRの列車無線スイッチが見えました。
先頭車の運転室屋根上にもJRの列車無線アンテナ用の台座が残っています。今はやろうとしても保安装置の関係で直通はできないようです。
踊り子3号が7000系を抜かしていきます。185系からE257系に置き換えられて早くも半年以上経ちました。
待避と合わせて行き違い待ちもします。3000系3504Fと元西武101系の1300系1302Fが行き違いをします。普段この駅で3本以上列車が並ぶ事はあまりないと思います。
大場駅に到着。乗ってきた7501Fは大場車庫に入ります。先に3506Fの三島行きを先に行かせます。私達は歩いて大場車庫に向かいます。
伊豆箱根鉄道本社、何度か前は通っているけど入るのは初めてです。車庫に入るのも初めてです。
その②へ続きます。