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どこまでも 超新星

思いもがけずアメブロ登録してしまい せっかくだからと ブログをはじめた

けど 初心者なので ボチボチ アップします。

時に お母さん  時に 恋する乙女 そして まれに 人生の先輩として

想いを 文章にしていきたいと 思います。

よろしく   

意を決して 振り返る


涼子) ・・・ 何を 話すの?


    3年も前の何を ・・・


    話したら 何かが変わるの?


    あなたは 芸能人として 立派に成功してるし


    わたしは 通訳や翻訳で ちゃんと生活してる


    3年もまえに有ったことは お互い思い出として


    そっとしておけば いいと思うんだけど  どう?


    そうしてくれないと 仕事が やりにくくて 困るわ


控え室のある階に着くと


二人は無言のまま部屋に入った


涼子) 夕食会の時間にまた迎えに伺います では失礼します


夕食会でも ジヒョクの斜め後方に座り ジヒョクの目線に神経を


集中している


なんとか 話し合いたいのに 一分のすきも無い


ジヒョクは 途方にくれた



翌日 時間通り ホテルの部屋につくと


同じフロアにある ジヒョクの部屋が なにやら あわただしい


スタッフやマネージャーが出入りし


覗くと白衣を着た医者らしき男性と看護師も見える


いったい 彼に何が起こったのか


マネージャー) アッ  ヒロスエさん よかった


        早く来て こっち


涼子) 一体これは? どうしたんですか?


マネージャー) うん 今朝 きたら 起きなくて


          どうも 様子がおかしくて医者にみてもらったら


          過労と寝不足らしい


          点滴して寝かせてるんだけど


          スケジュールを組みなおさなきゃ

   

          悪いけど 今日は オフにするんで


          ついていてやって欲しいんだ


          お願いできるかな・・・


          事務所には ボクから連絡しておくよ


涼子) わかりました


マネージャー) ありがとう 助かるよ


スタッフや関係者は次々と出て行き 部屋の中には


ベッドの上で 点滴に繋がれたジヒョクと 


脇のいすに腰掛けた涼子の 二人だけになった


ジヒョクの寝顔に見とれる


3年前より そぎ落とされたシャープな横顔


熱もあるのか ときおり その端正な顔をゆがめている


そっと その額に手を伸ばしてみる


アツイ・・ 冷やさなきゃ・・・


手を引っ込めようとした瞬間 熱いジヒョクの手に掴まれた


ジヒョク) そのまま・・・手を貸して・・・


       リョコさんの手冷たくて気持ちいいよ


涼子) チャント 冷やしたほうがいいわ


ジヒョク) 大丈夫だよ 点滴してるから


      すぐ 直るさ


涼子) 昨日から マネージャーがずっと 体調の事


    言ってたけど 体調 良くないの?


ジヒョク) ウン ま~ね


     韓国でドラマやってて 絶好調の人なんかいないよ


    みんな 点滴しながらやってるんだから


涼子) どうして・・・ そんな


ジヒョク) 韓流スターになりたくて


      リョコさんにボクの存在を分かってもらうには この方法しかないって


      ユナクに言われたんだ


涼子) 私のせい・・・なの?


ジヒョク)ううん・・・ 違う


      自分のためさ


     入隊して初めて電話する事が 許されたとき


     一番にユナクにかけたよ 


    入隊前にリョコさんへの伝言を頼んでいたから


    そしたら ユナク とってもすまなそうに会えなかったって


    予想はしてたんだ もう 会えないかもしれないって


    でも ヤッパリ辛かった


    ボクが探せないから ユナクがイロイロ 手を尽くしてくれて


    ホテルに交渉したり 旅行代理店や航空会社


    大使館もね


    でも 個人情報のガードがきつくて 全然だめで


     除隊してからは しばらく日本人が住んでる地区の


    スーパーうろついたり

   

    日本の会社が入ってるオフィスビルに行ってみたり


    会えるはずもないのに


    今 思えば ストーカーだね


    その後 引きこもり 


    仕事もしないで ずっと 部屋に篭ってた


    心配した母が ユナクを呼んだんだ


     そのとき ユナクが言ったんだ


    ボクから近付けないなら せめて 


    リョコさんが ボクに近づこうとしたとき


    何処にいても 居場所がわかるくらい


    ビッグなスターになれって


    そうしたら 連絡があるかもしれないって


    それからさ オーデションを受けまくって

  

     半分くらいかな 受かったの


    小さな役でも一生懸命やったよ

   

    次に繋がると思ってね


    ほとんど休みなんて なかった


    やっとここまできたんだ


   そして 思っていたより ずっとはやく再会できた



   うれしかった



涼子)もう やめて


    寝た方がいいわ


   とにかく 身体を直さなきゃ


ジヒョクの言葉をさえぎった


つづく