こんばんは!リラです。

皆さまが書いてくれていますが、
私もご報告を、、遅!すいません(^◇^;)。

2018年3/4開催の複十字病院の市民公開講座

非結核性抗酸菌症について

1番目と2番目の講演はひろりんさんやたくさんの方が詳しく書いてくださってるので、私は3番目の
非結核性抗酸菌症の外科治療 
  講演者中川隆行先生

についてご報告しまーす。

ところどころ感想も交えてます。
わかりづらかったらごめんなさいね!

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全国的に見ても呼吸器の外科手術は年々増加中。

でも下図をよく見てください。
増えているのは明らかに肺癌。とくに、原発性肺癌の伸びはすごいです。なぜ現代において肺癌は増えているのだろう、、何か原因があるはず、、と不安を抱きました。あ、増えてルのは手術数、ですが。
ちなみに非結核性抗酸菌症〔以下NTMとさせていただきます)は水色の上の紫色、炎症性肺腫瘍、、に入ってるらしい↓
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↑複十字病院の呼吸器外科の感染症手術数の内訳と推移。
NT M非結核性抗酸菌症は感染症に分類されています。
人から人にはうつらない、でも感染症なんです(^◇^;)。私たちもどこかで感染したってこと、、と改めて自覚。

複十字病院の呼吸器外科の感染症の手術数の中では圧倒的にNT M症の手術件数が増えていますね、↑上のグラフの赤い色の部分です。

かく言う私も手術を受けたくて、複十字病院へやってきました。でも、遂行ならず。
その理由、今回明らかに!

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NT M症の中では圧倒的に肺MAC症、が多いですね。
↑のグラフでは赤い色になります。

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メインの治療は薬物治療!とのこと。
呼吸器外科では、それに病巣の切除〔手術)を組み合わせて効果を高める。

私のように、とにかく今ある抗酸菌症のレントゲン影の部分を切って捨てたい!という思いで来ても、いきなり手術は難しい。

なぜなら、手術で取ったとしても完全に取りきれるかどうかわからない、薬の治療がメインのようです。
あとで蜂の巣に例えてこの事を説明してくれました。

中川先生がおっしゃってました。
いきなり外科にくるNTM患者さんはいません、と。

必ず内科を受診して薬物治療してからの手術、となるようです。
私もまず内科を受診して、と言われ受診しました。
しかし、まだ2回の菌の確定もできていないからか薬は飲まなくてよい、との診断です。  
呼吸器外科のお世話にはまだなれません。



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↑上の画像は左から右へ、時間軸。
内科治療していたのが外科治療するようになる流れの図。
診断されて薬を飲んでも、治療に抵抗性をしめしたり、1番重要な薬CAM〔クラリス)に耐性があったり、副作用がひどくて薬使用に制限がかかったりで、主病変の空洞や気管支拡張が残ってしまっていた場合
手術ということも。

↑の写真の追加強化治療については触れたかな?
どんどんパワーポイントの画像が変わるので記憶にのこっていません、すいません。どなたか記憶のある方、教えてください(^◇^;)。

 
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上の画像、私的には大事なものです。
いろんな示唆に富んでいると思います。
手術に耐えられる体力が必要、ということ。 

やはり体力、大事。
できるだけ体を鍛えて!その日に備えたい、と思いましたよグラサン
手術に備えるだけでなく、筋力をつけることは免疫能を高める、と他の演者の先生もおっしゃってましたね。こんな私も鬱々とする事もあるのです、、先の事を考えると、、ね。でも、せめて腹筋、とかスクワットとかしながら、鬱々とするとよいのかなー滝汗

上の画像の
病気の状態のガイドラインを読むと

このような病状になったら、手術、というものを視野に入れられる、ということでしょうか。
逆に考えれば、このような病状では手術で症状が軽くなる可能性があるってことですよね。
なるべくプラスに考えたいです。

中川先生は外科手術によるNT M治療を蜂の巣を例えに使ってわかりやすく説明されてました。↓の画像参照。

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空洞や気管支拡張病変を蜂の巣に、抗酸菌を蜂に、三剤による薬物治療をハチ撃退スプレーにたとえるならば
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蜂の巣をとっても散らばってしまった蜂は取りきれない、、手術でメインの病変をとっても散らばってる抗酸菌を全て取りきれない、とのこと。
なるほど。
レントゲンでうつってる所にだけ抗酸菌が巣食ってるわけではないってことですね。

けれども、蜂の巣がないということは急激な病状の悪化を防げます←これ大事なことですよね。

且つ、術後も蜂撃退スプレーをかけ続ける、即ち薬物治療が重要!とのことでした。


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NT M症でも手術できない病変もあるそうです。
いつでも例外はつきものですよね、、。
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上の画像
手術した場合の傷跡
今は77パーセントが胸腔鏡補助下の手術、だそうです。つまり傷口が小さく、開胸手術に比べて体への負担が少ない。


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上の画像について。
もし手術するとしてもなるべく小さく切除したい、と思うのは当然かと思います。
でもなるべく小さい部分切除、というのはあまりやらないそう。赤い×じるし。

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上の図
肺の中には気管支が通っているため、気管支に沿って切除しなけれはなりません。縦断するような取り方はしないようです。
肺の中の気管支に合わせて区域ごとに分けた図が右のもの。この区域に沿って切除するようです。

もう少し広範囲の葉というわけかたがあります。
〔右肺を大きく3つに分け、上葉、中葉、下葉、左肺は心臓があるため右より小さく上葉と下葉に分けられます。)それにのっとった葉切除。

肺を左右それぞれ片肺を全部とる全摘除、といった取り方もあります。

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葉切除と区域切除を組み合わせた手術例
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二回に分けて両側の手術をしたりする場合もあるようです。
↑を見てもわかる通り、複数ヶ所でも手術できる場合もありそうですね。
一ヶ所に限定していなくて、広がってしまったら、手術は無理なのかなーというのが、未来の心配のタネでしたが、先生に相談してみる余地はあるのかもしれません。
救いも感じましたが、、、1人1人病状も進み具合も異なるので、簡単にことばでこうならばこれが効く!とは言えない、難しさもかんじました。

また、切除、と言っても、複雑な人体のこと。
なるべく負担が少ないように且つ効果があるように慎重におこなわれるんだろうなと、思いました。

簡単に切って捨てたい!と思っていた自分の浅はかさを思い知りましたね。

細かく書きすぎたのか?
写真がこれ以上貼れなくなりました〜(^◇^;)

もともと手術したくて複十字を、訪れたくらいですから、色々と興味深かった部分です。
続きはまた明日書きますね。
今日は力つきました、、。



参加された方、違うことを書いていたらご指摘、お待ちしています♡