大分ご無沙汰しております!いやはや今週末は天気がぱっとしませんでしたが、今年の冬は週末に天気が良い日も多く、比較的お散歩できて嬉しいです。

 

さてタイトルの件ですが、先日病院の摂食障害専門サービスのシニアソーシャルワーカーポジション(週2日勤務)に病院内公募がかかり、これに応募しました。

正直1年半ほどのソーシャルワーカーとしての実務経験で(しかも私週3勤務なので実質1年くらいの実務経験か?)シニアポジションへの応募はかなりの挑戦でした。実はずっとこのポジションに応募するよう私の背中を押してくれていたシニアソーシャルワーカーさんがいて、その人に「絶対応募したほうが良い!ソーシャルワーク部長にもあなたのことを推薦しておいたから!」と言って貰っていたのでした。えええぇぇぇ、でもさすがにまだこんな浅い経験で応募だなんて恐れ多いと思うジャパニーズな私。自分のことを過小評価する性格も相まって、応募するか本当に悩みました。同僚や前と現在のマネージャーにも相談したら結構前向きな返答を貰えたので恐る恐る応募。。。現在働いている病棟で摂食障害の患者さんは時々入院されるのですが、正直この分野に精通した知識と経験がある訳ではありません。なのでこの3週間e-learningや学術記事、当事者や精神科医のyoutubeチャンネルなどで猛勉強しました。

…そしたらなんと面接に呼んでもらえたではないですか!正直これだけでも奇跡です。

 

面接はサービスセンター長、精神科の専門医、ソーシャルワーク本部長というこれまた恐ろしい組み合わせで、正直パネリストをメールで見た瞬間顔が青ざめました。。。面接の日程が決まってからの一週間は怒涛の面接対策。またいつかこれも記事にしたいと思うのですが、こちらの公務員の試験(私が知っているのは病院のソーシャルワーカー限定の話ですが)は「こんな質問が出たらこんな回答が期待されている」的なものがありまして、それを知らずに対策すると痛い目を見ます(去年の私みたいに)。マネージャーやスーパーバイザーなど色々な人の助けを借りて対策。緊張で眠れず。イライラして旦那に当たる日々。しかし「初めてやるのだから緊張して当然」と優しく受け止めてくれる旦那。話が逸れました、そしていざ本番!

 

くっそ緊張しました~。ちなみに面接と言いつつ、10問質問を出されて(ケーススタディもあり)ひたすら一人で30分話し続けるという地獄です。会話のキャッチボールは最後の私からの質問タイムのみ、これぞ公務員の面接。途中で水飲みます?と聞かれて自分でジャグからグラスに水を注いだのですが、その手が震えすぎて心の中で笑ってしまいました。色々と心残りはありましたが、自分の経験に基づいたモチベーションと摂食障害についてリサーチした内容をうまく結びつけられたかなと思いました。これは実際に評価もしてもらえたポイントです。

 

で、翌日電話で結果が来て、残念ながらシニアとしての経験が何年もある他の候補者を選ぶことにしたと。残念。。。がしかし、サービスセンター長と本部長どちらからも"you did very well in the interview"と言ってくれました。その後本部長からは1:1でフィードバックを貰い(この国では面接に落ちても受かっても必ずフィードバックを貰ったほうが良いです!)「あなたはこのポジションにemployableであると判断されていた」「このセンターでこれからまたソーシャルワーカーのポジションが出来たらwe will consider you」と言われ、正直信じられない気持ちでした。ここまで評価して貰えるとは思わず、嬉しい!最初は「これはお世辞なのでは?」と思ったりしたはたまたジャパニーズな私なのですが、マネージャーに聞いたら「本当にそうでなければこんなことは言わない」と言われました。いや~嬉しさが染みわたりますね。

 

という訳で、残念ながら採用ならずだったのですが、本当に良い勉強になったし自信もついた面接なのでした。

また他の機会があれば是非応募してみたいと思います!