先週の投稿の通り、大学院の勉強は一通り終了しました。(はず!もし卒業出来てなかったら、なけるを通り越してうける。。。)という訳で大学院の勉強や生活を振り返りたいと思います。

何だが実感がないが、母校。(え、2年間通ったのに?!)最初は綺麗だなと思ったけど、Aboriginal landだと思うと複雑な気持ちになるのです…

 

特に理由もなく?という訳ではありませんが…大学ランキングと学費の安さというヨコシマな理由で選んだUWAのソーシャルワークでしたが、振り返ると自分に合っていたなぁと思います。Curtinは話に聞く感じだと医療色が強く、実際に病院に割り当てられる学生の数が圧倒的に多い印象でした。(私がいま働いている病院は実習生UWA2名vsCurtin15+名とかなり差があり)なので医療ソーシャルワーカーになりたい方はCurtinの方が良いかも知れません。私は性格的にコミュニティソーシャルワークが合っていてUWAにはコミュニティソーシャルワークの重鎮?のような先生がいて良い勉強になりました。古典的な理論やソーシャルワークの哲学的&歴史的変遷を勉強できたのも、ソーシャルワークを近代的な視点だけではなく、深い視点で見られて良かったです。カウンセリングの授業もCurtinにはないようなので(聞くところによると…CBTなどの理論は学ぶそうですがロープレはないよう?)、ここも違いかも知れません。あとは今だけかも知れませんが児童保護関連のバックグラウンドを持つ先生が幅を利かせており、また児童保護で実習経験のある学生が多かったので授業内の議論が児童保護に偏りがちだった気がします…がこれはもしかしたらどこの大学もそうですかね?あと最後にCurtinは2回目の実習後すぐ卒業するので実習先から即ジョブオファーしてもらえる学生が多かったようですが、UWAは2回目の実習後がっつり学期の勉強(週2日x12週)をするので実習後即フルタイムで働くことはできません。私も当初は「うわ、UWAったらなんてセンスのないコースの組み立てをするんや~!」と思っていたけれども、最終的には私はこの学期期間中にじっくりと実習での経験をself-reflectし、今後の方向性をなんとなく定めることができたので、良かったなぁと思います。

ECUはそもそも学生に出会う機会がなかったのでちょっと良く分からないです、ごめんなさい!ただそもそも勉強する場がrural areaなのでremote/regional/rural social workに強いかも知れません。(handbookを見ると実際にそういう科目もありますね~面白そう!受けたい!笑)

 

実習先は一回目multicultural (refugee/asylum seeker support) not-for-profitのコミュニティ開発で二回目は病院と、こちらもバランスが良かったですね~。全く毛色が違うソーシャルワーク(草の根 vs institutional)を経験できたのはソーシャルワークアイデンティティを確立する(というと聞こえが良いがつまりは何が自分に合っているか見極める)上でとても良かったです。どちらのメリット・デメリットも見ることができました。蓋をあけてみるとハズレの実習先を引く学生もおり、実習をパスできない学生も何名か居たので、希望が叶い、良いスーパーバイザーに恵まれた私はラッキーでした。(留学生でパスできなかった人も居て悲惨…本当にかわいそう…だけど実習先との相性や本人の性格&能力も絡む問題なので何とも難しい…一方で学校側にもそういった学生をちゃんとサポートする責任があると思うのですがこれが必ず果たされていたかと言うと???です。ここでちゃんとネゴれる能力も大事。)

自分が希望した実習先に行くにはとにかく良い成績をキープし(実習マニュアルにもアロケーションプロセスで加味される項目に"students' performance in academic work"と記載されていますし、実際に成績が良い学生は比較的希望に沿った実習先に割り当てられていました…特に留学生は残念ながら留学生と言うだけでdisadvantageになりうるので大事!)、できるだけ事前にボランティアでも良いので自分が将来的にやりたいことの経験を積むことが大切だと思います。私の場合、自死遺族のサポートボランティアや若者向けcrisis accommodationの実習、mental health support workerの経験そして病院実習にあたっては日本での社会人経験を買ってもらえました。あと大学の講師に一目置いてもらう(例えば生徒会長的なことをして?office hourを使って積極的に質問?)ことや一回目の実習でしっかりとコミットするのも大切だと思いました。というのもどこかで書いた気がしますが、私の場合2回目の実習は1回目の実習のexternal supervisorに推してもらい、実現した側面もあるので…

 

これはどこの大学もそうかも知れませんが、想像以上に質が低い授業があったり、講師の倫理観が歪んでたり(なぜ雇ったUWA…もちろんフィードバックしたいと思います)、生徒の倫理観が歪んでたり(去年から入学選考プロセスで面接するようになったらしく、たぶんマシになった…はず…と、願う)フラストレーションもありました。systematic descriminationの存在は肌で感じるし、UWAという歴史ある大学らしく?政治的&癒着的な側面も垣間見て何とも言えない気持ちになることもしばしば。ただその穴を埋めるだけの素晴らしい友人たちとメンター(度々登場するN先生)に出会えたことは本当に幸せなことです。1年目最初の学期終わりのブログに書いたJさんとは特別な関係を築けました。これからも定期的にpeer supervisionして、お互いに仕事面・精神面で支え合いながら頑張っていきたいと思います!

 

正直インプットとアウトプットが程よいバランスにある状態が理想的な私なので、勉強していない(期限がある課題がない)状態がストレスに感じるのが目に見えてます(笑)落ち着いたらメルボルン大学のMaster of Narrative TherapyをPart-timeで...かECUのGraduate Diploma of Counselling...か、3年後以降に博士ができたらいいなぁ~就労中に課題設定について考えを巡らせたいですね。ちなみにメンターに聞いたら一つの大学に留まるより異なる大学を経験すべし!とのことだったので、もし博士をするならCurtinか?と思っていますが…まぁスーパーバイザーとの相性や研究分野も併せて検討ですね。

 

以上、長かったですが2年間のダラダラとした振り返りでした(笑)(まじダラダラですみません…)

 

 

最後に本当にどうでも良い話なのですが、私の昨年度のタックスリターン、めでたく(?)調査対象に選ばれてATOから追加資料を求められて、現在精査中…。留学費用をself-education/study expensesとして控除したのですが、これが見事に引っかかり?ました。ただ、高いtaxを支払っている留学生はこの控除絶対やったほうが良いです!(10/28追記:ごめんなさい、ケースバイケースのようなので詳しくは会計士にご相談ください!)注意点としては仕事がいかに勉強内容に関連しているか証明できるようにしておかないといけないです。私みたいに調査対象に引っかかると領収書だけでなく、仕事先のjob descriptionやcourse handbook、CoE等々色々と求められます。詳しくはATOのサイト参照↓

会計士を使ってないのでATOのおばちゃんから直接電話がかかってきてあれやこれや提出しました。今回のタックスリターン、結構大きな額でこれを頼りにビザ申請しようとおもっていたので、ヒヤヒヤする~。早く私のお金、返ってきて~