こんにちは、こんなブログを書く暇なんてないはずなんですが、書いてます(笑)I love procrastinating...

今回はサポートワーカーの仕事について総括してみようかと思います。と、いうのもこの仕事も新しい仕事が始まるにあたり辞めようと思っているので、備忘録的に?

 

私はメンタルヘルスサポートワーカーという仕事の名の通り(!?)メンタルヘルスの障がいを抱えるクライアントの生活周りのお世話(料理、家の清掃、薬の管理、買い物など)をしていました。この仕事ができたのはTAFEでCert3&4 in Community Servicesを修了し、自動車&運転免許を保持していたからだと思います。同様の経験はありませんでしたが、NPOでボランティアをした経験も雇用にあたり買ってもらえたのだと思います。

サポートさせてもらっていたのは一人目:統合失調症のクライアント(後に暴行を受けます。去年11月のブログ参照。)で二人目:糖尿病&自閉症&不安障害などを抱えたクライアントでした。二人ともNDIS(?国民障がい者保険スキーム…保険というより恒久的に障がいを抱えた人が日常生活を送るためのサポートを受けられるように、連邦政府から予算が支払われる仕組みのこと)から予算を貰っており、24/7でサポート―ワーカーが生活のサポートしていました。

 

この仕事のメリットはやはりクライアントに寄り添ったサポートができることでしょうか。ソーシャルワーカー含め専門性の高い人たちよりも圧倒的にクライアントと一緒にいる時間が長く、距離も近いので、クライアントの性格や過去に起きた出来事を良く知れたり、クライアントが自分の目標を達成できるように工夫したり試したり…みたいな過程にとてもやりがいを感じました。

そして給料も魅力的でした。Social,Community,Home Care and Disability Services Industry Awardという政府の取り決めに従って給料が支払われていたのですが(…もう辞めちゃうし、給料公開!ニヤニヤ)、Casualだとcasual loading含めて時給平日$37-$40(働く時間帯により給料が変わる)、土曜日$51、日曜日$65、祝日$81貰えていました(←pay riseで今年7月以降はもうちょい高い。ちなみに私が働いていたところは業界内でも給料をかなり高い水準で支払ってくれるところだったらしい…全部の組織がこの金額ではないですイヒ)。もちろん10%のsuperannuationもこれに上乗せで払ってくれます。一回のシフトが大体8時間という感じで、土日のシフトを貰えば十分生活していける感じでした。学生ビザの就労制限もないタイミングでたくさんシフトを貰えて、特に昨年9-11月は稼がせてもらいました。学費と生活費が支払えるかヒヤヒヤした時期もありましたが(特に昨年の実習前…)、この仕事を始められたお陰で経済面では安定しました。何なら今回始まる病院での仕事は、カジュアルではなくパートタイムなので手取りがこれより低いです。(まぁその代わり色々な手当?や休暇がある訳なのですが)

またオージーの大学生や留学生が多数この仕事をしていたのも、色々と情報交換できたりして良かったです。余談ですが、なぜかこの分野、アフリカ系の移民&留学生が物凄く多いです。何でですかね?(笑)

NDISの予算が実際にどのように使われているのか?という川下を見れたのも良い勉強になりました。

 

デメリットはやはり安全面でしょうか。皆さんご存知の通り?私も一人目のクライアントから暴行を受け、2か月ほど精神的ショックとトラウマから働けませんでした。その間、労災(=医療費と事件前の13週間分の週給平均額を毎週)はもらいましたが…。実はその半年後、同じクライアントが今度は別のワーカーさんに暴行したそうです(incident reportによると陶器のマグカップで何度もワーカーさんの頭を殴ったそうな…ワーカーさん、頭と顔から流血&あざ多数…)。またもっと酷いケースでは別のクライアントからワーカーさんがナイフで首を切りつけられたケースも…ということで決して安全な仕事ではありません。組織もsafety planは立ててくれはしますが、結局深刻な事態にならないとあまり本腰になってはしません。ということで、自分の身は自分でしっかりと守れることが重要です。

また身体的な暴行がなくても、言葉の暴力があったり、クライアントが逃げ出したり?自殺未遂をしたり?(深刻な場合は警察や救急車を呼ばなくてはならない)…と、かなりワーカーの精神的負荷が大きいです。なので、あまり寄り添う気持ちが強すぎると続けるのは大変です。(←私のこと。)少し鈍感な性格、くらいな方がうまく続けられる気がします。

 

こんなところでしょうか。さーて、また勉強に戻りたいと思います。頑張れわたしえーん