久しぶりの投稿がこんな強烈(!?)なタイトルで恐縮です。そうなんです、実は数週間前にサポートワーカーの仕事の最中、統合失調症のクライアントから暴行を受け、いま仕事をお休みし、workers compensation(日本で言う所の労災)が降りている状況です。
経緯はこう。夕食後、クライアントが家の中を歩き回ったり、ドアを叩きつけるように閉めたりとエピソードを発症している兆候を見せ始めたので(←これはよくあること、3-4日に1度は起こる)、いつも通り「落ち着くためにこれ、飲まない?」と精神を落ち着けるための薬をおすすめしたところ、「このくそったれが!てめぇが飲め!」と襲い掛かってきました。逃げようとする私。でもあまりにも距離が近かったため逃げきれず、彼女が振り下ろした拳が私の後頭部にクリティカルヒット。これには身体的な痛み以上に、精神的に本当に動揺してしまいました。なにせ彼女、体重が私の2-3倍ありますので、とてつもないパワーでした。動揺の余り、組織の緊急連絡先にうまく繋ぐことができず(直で繋がらず、1~3から正しい番号を選択しなきゃ繋がらなかった。てか、直で繋がれや!!怒)、一先ずクライアントのお母さんに状況説明し、心を落ち着けます。どうにかこうにか2-3時間ほどでクライアントは落ち着いてきたのですが、殴られた箇所の痛みが治まらないのでジャパレス勤務帰りの旦那&代打のワーカーさんに来てもらい、救急に行ったのでした。診断結果は脳震とうと首の捻挫で、不幸中の幸いで大したことはなかったのですが、一先ず3日間は安静にとのことで、3日間すべての用事をお休み。翌日学期末テストがあったのですが、special considerationを申請して延期しました。
その後、働く恐怖がぬぐい切れずGPでもう2日間お休みを延長させてもらいました。復帰初日。なんと!シフトに向かう1時間前にその前のシフトに入ってたワーカーさんから「いまクライアント精神的に不安定過ぎてまじで大変だから可能であればシフトを他の人に変わってもらった方がいいよ。いま来たらしんどいと思う」と。これには本当に動揺したし、正直殴られたときの悪夢が蘇りました。結局8時間のシフトのうち5時間は他のワーカーさんに代わってもらいました。その後クライアントは痔瘻による酷い感染症で緊急入院&手術することになり、一方で手術拒否して大変だったそうな・・・
そして私は私で再度上司と話をして、もう一度GPに診てもらうことに・・・。結局精神的な打撃からもう2週間休みを延長させてもらいました。(←イマココ)
なにはともあれ色々と大変でした~気持ちが落ち込んでいる中、労災の申請やGP・専門医・会社の上司やスケジュール管理担当への連絡、等々一体この一週間でどれだけ電話をかけたことか・・・。いやでもポジティブに捉えればもしかしたら労災申請の流れが良く分かり、今後こちらでソーシャルワーカーになる上で非常に貴重な経験をしたかも知れません。(めちゃポジティブやな、自分・・・笑)あとはsafety planの重要性をより強く認識したと思います。事件3日後には上司が専門家と議論して、事件の反省を踏まえた新しいsafety planを履行してくれました。この中身を見た時は本当にほっとした・・・一方で私が殴られる前にsafety planがなかった(あるいは共有されてなかった?)のは問題だと思いますね。今後は業務に取り掛かる前にsafety planがあるかどうか、しっかりと確認したいと思います。
加えて、自分の精神面のケアがどれだけ大事が気付かされました。正直殴られてから5日で職場復帰しようとしたのはかなり無謀だったと思います。「無理を押してでも働く」というカルチャーに染まった自分が、今後ソーシャルワーカーとして働くうえでどれだけリスキーかと言うことを思い知らされました。友人やクラスメイト、同僚、上司から言われる前に自分で自分の精神状態は守れるようになりたいですね。周囲の人のために(あるいは周囲の反応が怖くて)自分を犠牲にする選択をしてしまうマインドを変えていかなければと強く思います。集産主義的な考え方やが嫌でオーストラリアに来たのに、相変わらず集産主義の考えに染まっている私です・・・。
そんな中、来年2月からの実習先の面接を受けてきたのですが、その話はまた今度~