さて、あとは大学院の課題の攻略ですが、これは本当にIELTS様様という感じで、IELTSでのアプローチがとても良く役立ちました。大学院の課題で最も注意すべきなのは下記の点に尽きると思います。

 

①問われていることを理解する

問題文は最低20回は読む、そこで使われている単語を隅々まで理解することが大切です。例えばidentify the conceptual challenges of applying theory in clinical practiceという問題文が出てきた際に"conceptual"ってなんだ?"clinical practice"ってなんだ?と疑問を持ち、しっかりと出題者にその意味合いを確認する、あるいはクラスメイト同士で議論することは正しい方向性でエッセイを書くにあたり、とても役立ちました。講師に色々と質問をした際にも「問われていることとは関係ないことに文字数を割いている生徒が多い」とボソッと言っていたので、設問で問われている事をエッセイ内でダイレクトに議論することが大切だと思います。

 

②採点基準の理解する

どのエッセイにも必ずMarking rubricと呼ばれる採点基準表があります。講師により内容の細かさが異なりますが、そこでは「こんなことを書けば〇点貰える」みたいなことが事細かに書いてあります。そのMarking rubricを元にエッセイの骨格を作ることをお勧めします。これをしないと「え、こんなことも書かなきゃいけなかったの?!」みたいな感じで書き直せざるを得ず、無駄な時間を食ってしまう可能性が高いので、注意です。

 

③採点者の意向を理解する

どの課題も採点者が「何を生徒に書いてほしいのか」という明確な意図があります。例えばAboriginal & TSI unitの課題でケーススタディーが渡されたのですが、そのケーススタディーにはクライアントの色々な問題が示されていました。エッセイを書く切り口はいくらでもあるのですが、一方で課題のタイトルに目を向けてみるとfamily and cultureがメインテーマでしたので、主に家族の概念に対する文化的な慣習がどのようにクライアントの物理的・精神的状況に影響を与えているのかということを議論する必要があるのは明確です。これって「いやいや当たり前じゃん~!」って感じなんですけど、結構見逃してしまうポイントなんですよね・・・

私は講師が何を書いてほしいのかしっかりと理解し、ズレないために提出の約1週間前に講師とアポを取り、エッセイそのものを一通り見てもらうかエッセイの方向性を説明して、それで問題なさそうか確認していました。これは自分が欲しいレベルのエッセイを完成させるためにとても役立ちました。

 

④できるだけ説明を具体的にする

これもIELTSのWritingと共通する点ですが、「それっぽい話をカッコよくする」(←ローカルもやりがち)のではなく、主張がどういうことなのか出来る限り具体的に書く方が採点者に意図が伝わり、高いスコアが望めると感じました。時間をかけて物凄くリサーチをして、色んな研究者の主張をバンバン引用しまくったエッセイについては、思ったほど高い点数が貰えず、「もっと具体的なシチュエーションについて議論してほしい」というフィードバックを受けました。一方、例えば議論の根拠として過去に旦那と喧嘩をした件について書いたもの( ´∀` )笑はとてもポジティブなフィードバックが貰えました。前のブログに書いた通り、ソーシャルワークはself-reflectiveであることが求められるので、エッセイにこんな超個人的なことを書くことは他の分野では殆どないと思うのですが、でも少なくとも「具体性をできるだけ高くする」というアプローチは重要なのではないかと思いました。

 

⑤先生のタイプを理解する

これはuni mentor様様なのですが、どの講師のエッセイの採点が辛くて、どの講師は甘いかということを教えてもらえました。採点が辛い講師のエッセイは時間をかけて綿密に組み立て、リサーチもしっかりじっくりする一方、甘い講師は骨格作りはしっかりするもののテンポよく短時間でエッセイを仕上げました。で、uni mentorの指摘は本当にその通りでした。(甘い講師、私の明らかなリファレンスエラーにも1ミリも指摘がなく、本当にそれでええのかという感じ…滝汗)可能であれば1学年上の人から先生の採点傾向について情報収集するの、とてもお勧めです。

 

⑥その課題の比重を理解する

やはり比重が重い課題・試験に時間を割いていくことが重要です。特に課題が複数同時期に出された際はこの比重を元に優先順位付けをしていくと良いと思います。

 

上記のポイントを意識しながらでエッセイを書いていくとハズレはないと思います!ってまだ今学期の成績が出た訳ではないので、偉そうなことは言えないんですがねイヒ

 

あとは何よりもクラスメイトとの協力。私は前のブログで書いたJさんとKさんととても良い関係が築け、常に課題について意見交換したり(もちろん課題だけじゃなく授業内容やプレイスメントについても。ロックダウン中はZoomで課題のディスカッションしました)、エッセイの提出前はpeer reviewしたりしていました。これはエッセイを書くうえで色々な視点を養ったり、間違った方向性のエッセイを書かないために本当に助かりました。この3人、視点や考え方は違うものの、根本的な価値観は似ているのでとても居心地が良く、学びが多い関係性なんですよね。学業だけではなく、二人には私の精神的な支えにもなってもらい本当に感謝ショボーンラブラブこの関係性、大切にしていきたいです。

 

 

まだまだ書きたいことは山ほどありますが結構書いたので今日はこの辺で照れ

さ~て、次回のブログは!?このどちらかを書きたいと思います↓

・トラウマを抱える難民の精神的サポートを行う団体でのプレイスメント決定!とそのインタビュー内容

・complex needsを持つクライアントへ24/7サポートを行うチームでの採用決定!とその選考プロセス(結構長くて大変だった・・・そして結構大変な仕事のようだ・・・大丈夫か、わたし・・・)

 

 

 

ちなみに全然関係ないですが、私は言わずと知れた(?!)逃げ恥ファンですのでガッキーと源さんの結婚、めっちゃうれしい!お願いクラッカークラッカークラッカーおめでとうございます!DVDボックスを買い、毎年必ずドラマ1-2周するくらい好きです・・・ちゃんとオーストラリアにもDVDボックス持ってきました・・・という訳でこれから逃げ恥1話から観賞タイムにしたいと思いますラブ