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20日の写真です

お逮夜のポスター

 

奥之院一の橋 午後2時30分

私の奥之院朱印

 
 一昨日の話となりますが、高野山奥之院を参拝後に訪れた納経所で、納経帳に朱印を押す際に、1回押した後で更に朱肉を付け直した印を再度空いたスペースに押されたことで、もしかすると14年前に四国霊場会から貰ったばかりのこの納経帳に墨を入れた当人だろうかとか、観光客の礼に欠けた朱印マニアが列を作っていたことからこんなご好意になったのかと勝手に深読みしてしまいました。
 
 また、私の祈願に「もう一度来い」とのお大師様のお導きかと都合の良い思いを抱いていましたが、その後参拝した宝亀院で見た「お逮夜ナイトウォーク」のポスターを見て、当日20日の夜に奥之院まで開催されることから、宿坊の夕食後に訪れることで重ね印の御礼をしようと考えました。
 
 もっとも、一緒に同行している志賀弘法会の翌朝の勤行は朝4時半の起床になることと、当日は朝5時に起きてから一日中運転してきた疲れもあったものの、20日に高野山へ滞在する機会は早々無いため、宿坊から30分かけて家内と集合場所の一の橋観光センターへ向かいました。

 

宿坊総持院を出発 午後6時35分

一の橋観光センター前 午後7時

一の橋前を出発 夜7時11分

行列が続きます

続々と続きます 中の橋辺り

観光協会の用意した提灯

御廟橋前 ここから御廟内は写真撮影が禁止です

 
 観光協会主催のお逮夜ウォークは一の橋を7時に出発予定でしたが、参加者が多く行列ができていたため10分遅れでスタートしたものの、健脚ぞろいで先導の案内に連れられて歩いて30分後には奥之院御廟に到着し、参加者のほとんどが観光客でお経を唱えるのは私一人しかおらず、参拝後の周りには誰も居なくなっていました。
 
 灯篭に灯された灯りをたよりに一の橋へ戻りますが、20日の夜しか御廟前の燈籠堂の扉は開けられていないため、観光目的でなく参拝をしたい信者は自分のペースで歩くのもお勧めです。
 

誰も居ない御廟橋を渡った場所 左が納経所

奥之院参道

恵光院のナイトウォークと出会いました

続々と観光客が歩いてきます

 

動画

夜の奥之院 中の橋辺りの参道

 

一の橋から宿坊へ戻ります

荘厳な夜景

恵光院前

大円院前

金剛峯寺前

壇上伽藍への参道

紅葉ライトアップ

宿坊に戻ってきました 午後8時36分

 

 今から1200年前に空海が生活していた時代は、今のような電灯や灯りは無かったため、当時の高野山は真っ暗だったと思うと、現代のナイトウォークはまさに観光目的のイベントと言えますが、灯りがあっても一人で一の橋から御廟まで歩くのは大変で、ナイトツアーで奥之院まで案内できる宿坊に宿泊するか有料で予約した方が無難ですね。
 
 さて、コロナ禍にあって、金剛峯寺や大師教会で開催されている阿字観や受戒も中止されており、金剛峯寺の新別殿で提供されていた茶菓子や僧侶による法話も中止になっており、世界文化遺産に指定され観光客は増えたものの、高野山本来の楽しみは暫しお預けとなります。
 
                                           11月22日の一言