流れる 水も同じこと(逸話5) 教祖が、梅谷四郎兵衞にお聞かせ下されたお言葉に、「私は、夢中になっていましたら、『流れる水も同じこと、低い所へ落ち込め、落ち込め。表門構え玄関造りでは救けられん。貧乏せ、貧乏せ。』と、仰っしゃりました。」と。
みきは、何事にも夢中にならない人物梅谷四郎兵衞に「私は、夢中になっていましたら、」と教えている。
夢中でないと、神仏の知らせはこない。
学生会の頃、坂井は夢中になる修行をした。麻雀に夢中になって、常任委員やは、坂井のマージャンを「霊感麻雀」と呼んだ。
神仏の知らせで、何を切るか切らないかの打ちハイを決めるのである。「左善・右悪」の知らせである。
坂井は自分の真後ろから、全部見せて、三面待ちを捨てて、単騎待ちにして、きちんとそれで上がって見せた。
そんなの当たり前である。みきがすることだ。
後ろで見ていて、神仏の博打すきを教えてあげて、だが、それをやりたいと言いだす人は、まれで、あった。
梅谷四郎兵衞
天理教の実行できない、偽信者。
それでも、病助けの仕方だけは教わっていて、夢中になれないひとであった。