私は司馬遼太郎さんの本が大好きなんですが、その中でも幕末ものが特に好きです。

やっぱりあの時代は沸騰していたんですね。その物語を読むだけで血の温度が上がる気がします。


さて、そんな好きな司馬遼太郎・幕末物の中でも、特に特に好きなのが、この「燃えよ剣」

何回読んだかわかりません。


記憶力は良い方なんで、ストーリーはほぼ完璧に覚えていますが、それでも読み返してしまうこの本の魅力。。。


すごい! 面白すぎるよ!!



と、まあ、なにがここまで面白いのかといいますと、やはり土方歳三のかっこよさに尽きますね。

色々な新撰組ものを読みましたが、この本の歳三が一番かっこいい!!


それって、もしかしたら真実とは違うのかもしれない。ホントはもっとかっこよくないやつなのかもしれない。

でも、いいんです!小説ですから。100%真実である必要なんて無いんです!

小説は面白くて、主人公に感情移入できることが何より大事!


この小説の歳三はハードボイルドを絵にかいたようなキャラですね。

特に最後に、官軍陣地に突っ込むところなんて、ハンパじゃない。

「自分もそんな死に方がしたい!!」って思っちゃうくらい (どう考えても無理ですが。。。)


沖田総司との関係のみに人間味がでていて、その部分のギャップがまた、魅力を増していますね。

この小説に出てくる沖田もかなり魅力的なキャラになっていますが。


普通に考えて、この2人は何十人もの人を切り殺しているわけですから、きっと本物は近寄れないくらい怖い人達なんでしょうね。

はぁ、、一度でいいから会ってみたいもんです。

タイムマシンが出来たら、まず始めに行きたいところです。
















私はIWGPを読んで以来、石田衣良のファンなんですが、

この人の小説は基本的に「青春」「暴力」「友情」「恋」とったようなものがメインな感じでした。

それなのにこの小説は、「株」のお話。

どんな感じに出来上がるのかな?って半信半疑で読んでみましたが、この人は期待を裏切らない!!



面白い。。。  止まらない。。。  仕事サボって喫茶店に行きたくなるくらい。。。




株の話といっても犯罪と紙一重な、計画的なインサイダーや虚偽による暴落など、知的な犯罪のオンパレード。

そのなかでの主人公の恋もあり、とってもお気に入りの本となってしまった。



株に関する知識がゼロだと、ちょっと理解しにくい話かもしれないが、わからなくても十分楽しめる。

良く知っている人はもっと楽しめる。



とりつけ騒ぎを起こす部分なんて、ホントにどきどきする。

主人公が捕まってしまうというアンハッピーエンドなところも俺好みだ!




この前、村上春樹の「海辺のカフカ」を読みました。

まあ、村上春樹らしいっていえばらしい感じで、難しい小説でした。。。


深く考えなければ楽しく読めるけど、それらの繋がりや意味なんかを考え始めると、

かなり考え込んでしまいますね。  


そうは言っても、総評としては「楽しかった!」 ヽ(゜▽、゜)ノ



と、まあ難しかったもんで自分なりに色々と解釈してみました。

せっかく考えたんで書いておきます。




あっちの世界
→人間がすべての制約・苦悩からときはなたれた世界(精神的世界)
 本来はいったりきたりすることは出来ない。
 死後、精神のみの存在になった場合には入ることが可能であり、かつ強い想いで生霊となれば一時的に参加可能


カラスと呼ばれる少年
→自分を客観的に監視している第二の人格


ナカタさん
→少年時代にあっちの世界に迷い込んでしまい、魂の半分を置き忘れたまま戻ってきた


先生
→夫の戦死により、あっちの世界に夢の中で呼び込まれる。
 あっちの世界との繋がりが多少なりとも残っていたために周りのひとを、引き込むトリガーとなりえた



→善なるものの象徴であり、空虚の存在であるナカタさんは会話ができる



→悪なるものの象徴であり、元妻に深い憎しみか未練を感じている
 そのものの心の中に自分が存在していないことを知っていて、やるせない感情を毒として周囲に撒き散らしている。
 妻の血が流れている息子に呪い的予言を与えているのもその毒であり、膳なるものの象徴である猫を殺すことも毒である


さくら
→精神的な姉であり、姉という存在の象徴


佐伯さん
→あっちの世界に半分(人間として生きる楽しさや目的)を置いてきてしまい、思い出のみで生きる抜け殻
 主人公の母



→父の発する毒に犯されながらも、そこから脱出しようとしている
 
入り口
→あっちの世界とのつながり、なにかの加減でたまに開く。そうすると、生きたまま行き来することが可能となる。



ナカタさんはなぜジョニーウォーカーを殺したのか
ジョニーウォーカーは一つの目的をもってナカタさんを呼び寄せた。
それは、あっちの世界で、空虚でない佐伯さんと会うこと。
佐伯さんにとってそれは求めることではないので、普通にしていたら達成することができない。
入り口から無理やり入り込まなければならない。
そのためにナカタさんのなかに入り込み、入り口までたどり着こうとする。
そのためには、ナカタさんの手で殺されなければならなかった。


本当に殺したのか
空虚な存在であるナカタさんは、なにかの身代わりとなっている。
僕の変わりに父を殺している。
実際の殺人現場は非現実世界であり、死という事実のみが現実世界と共通している。
その死の象徴である返り血は、非現実世界を通じて、現実世界の僕に跳ね返る。


僕と佐伯さん、昔の彼氏の関係
僕は佐伯さんの息子であり、昔の彼氏の生まれ変わりでもある。
したがって、精神世界において同じ歳の佐伯さんに恋をするし結ばれもする。
しかし、その結ばれるのは現実世界において。(父の毒の影響か?)