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ぶーぶータイトルは「母のADHD」ですが、タイトル通りの内容なのは①だけかも…?

②③は、①を考えると自動的に思い出す記憶の話ですぶーぶー

 

 

 

 

 

両親から常に 「悪いことしたらすぐ謝りなさい!」 と怒られていた私。

今思えば、うっかりミスにも容赦なく怒られていたんだろう。

始めは何かと自分が間違えたと認めたくなくて 謝ることが出来なかった。

でも何度も 「謝れ」 と言われるうちに

母の立場に立って 母の気持ちを考えるようになった。

 

 

 

 

 

そして謝るという行為が、自分の為だけじゃなくて、

相手の気持ちの為にも大事だと気付けるようになっていった。

そんな小学校高学年の頃、

一時、私がやたらと冷蔵庫を閉め忘れる時期があった。

 

 

 

 

 

何度か怒られ、でもなかなか素直に謝れず、

逆ギレしながらの「ごめん!」 しか言えなかった。

でもさすがに開けっぱに逆ギレはどうなの と私自身思えるように頃のこと。

 

 

 

 

 

その日は私の家から3軒先にある まあまあ大きな公園で友達と遊んでいた。

すると母がものすごい声で怒鳴りながら私を呼び戻しに来た。

慌てて家に戻り、私はまた冷蔵庫を閉め忘れていた事を知る。

 

 

 

 

 

瞬間また逃げたくなり、「閉め忘れたのは私じゃないかもしれないじゃん!」

と思いかけたけど、

「違う。これは違う。たぶん私だ。きちんと謝らなきゃ」 と思い直し

メチャクチャキレてる母にきちんと 「ごめんなさい」 と謝った。

 

 

 

 

その時の母の表情は いまだにスローモーションで覚えてる。

まさか謝ると思って無かった朋子が、いきなり素直に謝りだしたせいで、

母は自分の怒りのやり場を無くした。

「朋子が謝った。許さなきゃ」 と 「この怒りをどうしてくれんのよ!」 とが

一瞬母の頭のなかを渦巻いたのが見えた。

 

 

 

 

で、母は。 私を連続ビンタで部屋の端まで追い詰めた。

 

 

 

 

私は泣きながら何度もごめんなさいを言い続けたのに。ビンタが止まらない。

母は何か叫んでいたけど、私はビンタのショックで覚えていない。

このままだと窓にぶつかって大ケガしそうな気がしたので

私が座り込んだことで ようやくビンタがやんだ。

 

 

 

 

その後も母は何か喚いていたけど、

私が素直に謝っても、自分の怒りを発散するためにビンタし続けた母に

ショックを受けたし、納得もしていたし、混乱していて何を言っていたか覚えていない。

 

 

 

 

さらにもっと屈辱だったのが、

私は泣いていたのに、母に 「公園に戻りなさい!」 と命令されたことだった。

友達にこの顔を見られたくない。でもこのまま家に居たら延々と怒られ続ける。

もう公園に戻るしかなく、やっぱり顔を友達に見られ、

「聞こえた?」 と聞いたら 「うん」 と返ってきて、死ぬほど恥ずかしかった…

 

 

 

ぶーぶーぶーぶーぶーぶーぶーぶーぶーぶー

 

 

 

私はこの母のビンタの件が 棘の中に入って無いのは

母がもしかしたら私に謝ったのかもしれないと思っている。

 

 

 

 

冷蔵庫を開けっぱにしたのは私が悪いけど、

すぐ素直に謝ったのにビンタをされたことを

「あんた私にこんな事したよね」 と母に突きつけたはず。


 

 

 

いつもの私だったら今でも根に持ってそうな内容なのに

大して根に持っていないし、何度も母に突き付けた記憶も無い。

という事は、どう考えても多分 母は私に謝ったんだろう。

 

 

 

 

ただ、「母はこういう人」 という印象は無くならない。

謝る私に 連続往復ビンタをくらわした。

そのことで 「母さんはやっぱり正しい人なんかじゃない」 という証拠を掴めた。

シメシメという気分もある。

 

 

 

 

母は自分を 「マザーテレサの様に人に優しい人間」 とか

「私は正しい。どうして皆私の様にしない」 思い込んでたところがあるけど、

所詮私の母はこの程度の人間だ。

 

 

 

 

 

 

ただ、その後も私に 「悪いと思ったらすぐ謝りなさい!」 と言うのは終わらない。

そして私のミスを許さないのも終わらない。

なのに、自分のミスは 「今日は脳みそが…」 と言い続けるのも終わらない。

私の話しには 「わかった」 と言いながら必ず違う事をし続ける。

そして脳みそが繋がらないせいにする。絶対謝らない。

母自自身のうっかりミスは しょうがない事 と思わないといけない。

私のミスは許されてないのに、母のミスだけ許せなんて ムリな話だ。

理不尽にビンタされたことよりも、こちらの方がいまだに許せない。

 

 

 

 

こんな人間に、私は 「あんたはおかしいわ」 と言われ続けた。

こんな人間に、「常識とはこういうもの」 とウソを教えられ続けた。

こんな人間が職場でのいじめで悩む私に 「そんなんじゃダメじゃない」 と言い続けた。

許せない。

 

 

 

 

母は、「そんな事自分で考えなさい!」 と私を何度も見捨てた。

母自身 自分の脳の回線が繋がらないなら、

それなりの他の方法を考えるという努力は絶対にしなかった。

「私(母)はおかしくない」 「いつか出来るようになる」 と信じていたかったんだろう。

そして私に対してはいつまでも 「そんなんじゃダメじゃない」 と言い続ける。

あー。やっぱり思い出すとイライラする。

やっぱり 「○ね」 と思わずにはいられない。

 

 

 

終わりです