夫とは、

5年付き合って結婚したけど、

そのうちの 4年間は 夫は大学生だった。

 

地震や 留年や 色々な理由で

 

25歳か26歳まで 大学生だった。

私は 夫と会った時は とっくに 社会人。

 

私の実家から

車で 10分程のところで

1人暮らしをしていた 夫。

 

基本 人懐こい夫の事を

両親も 嫌っていなくて

毎晩 私の家に来るようになっていた。 

 

当時は 

「夫の実家は 地震のせいで 

大変なので、助けてあげないと」

という気持ちもあった。

地震は 他人ごとでは無いし。

 

私にも メリットが無いわけでは

なかったけど

本当に 毎晩は 苦痛だった。

私は 週1 会うくらいが ベストなのに。

 

「来ないで」 と伝えても

夜には あっけらかんと

「今から 行くね」 と連絡が来る。

当時から 私の話は

無視する癖が あったのね。

 

 

そんな 夫から、

「両親が ともに 会いたいと言っている」 

と 言われた。

 

理由は 

「すぐ楽なほうに流される

大学生の息子に

ハッパをかけに行くから、

彼女にも聞いてほしい」 

 

みたいな 感じだったかな。

夫の説明を ちゃんと覚えてないけど、

でも私はそんな解釈をした。

 

「俺が悪いのは 親もわかっている」

と夫が言うし、

私も 「そらそうだよね」

としか考えていなくて。

 

夫の両親は 夫を卒業させるために

必死なんだろうな。

私はそれに協力してあげなきゃ。

親の気持ちを大事にしてあげなきゃ。

 

…みたいに 考えて ました。

 

 

でも実際来たら。

義母は 私に

「息子の勉強の邪魔をするな」

と 言いに来ただけだった。

なんだそれ。

 

私はこれっぽっちも お前の息子の

邪魔してないぞ。

お前んとこの息子が 毎日

私の 邪魔してるんじゃねーか。

 

…なんてこと 当時は

絶対言えない。

 

母から 

「すぐ怒る ともは おかしい」

と言われ続けて

自分の気持ちに まったく

自信が 無くて

何も言わない 癖があった。

 

誰かの代わりに 私が悪者になるのも、

母からいつもされていたし。

 

だから 義母の理不尽な言い分は、

義母が わざと やってると 思おうとした。

息子の為に バカ親の 演技を している。

私が 悪いわけでは 無いことは 

ちゃんと わかってるはず って。

 

今考えても

私の脳みその 狂いっぷりに呆れる。

「自分の見たいようにしか見ない」 って

このことね。

 

でも 自分の親しか 知らない私は、

この頃はまだ

「親とはみんな 自分の子どもを否定してなんぼ」

な生き物だと思っていたよ。

 

当時の夫は、 対して考えずに、

母親の怒りから 自分を守るために

私を 差し出したんだろうな。

私が悪くないことを

知ってるのは 夫だけだったのに。