こんばんわ、誓生です。


今回は『ウルトラマンコスモス』に登場したロボット怪獣を紹介します。最多の65話あるので、やはりロボット怪獣も多く登場しました。忘れていたロボットもいたので、復習で見直したらすぐ思い出せました(笑)


スーパーハイテクロボット クレバーゴン

ムサシが子供の頃に拾ったおもちゃのロボットを、SRCの木本博士が改造したハイテクロボットで「ゴン」とよく呼ばれます。空中を浮遊しながら移動出来ます。
クレバーゴンはムサシを守ったために、カオスヘッダーに憑依されて巨大化してしまいました。巨大化した体を支えるエネルギーを維持するため、腹のシャッターを開けて車を食べました。頭からの破壊光線が武器です。実はカオスヘッダーが憑依していたのは、人工知能のバイオチップの1つだけで、そのチップのみを的確に破壊しないとゴンを死んでしまうかさらに凶暴化してしまう可能性がありました。せめてもの救いは、人格を失ってもムサシの声には反応した事です。
異次元人ギギ達が侵略に来た時、ゴンはギギ・ドクターの縮小光線を反転させて一時的に巨大化してコスモスを助けてくれました。

友達ロボット イゴマス
突然地球に降ってきたロボット。人工知能を持った温厚な性格で、人間の子供達と仲良くなりました。その正体は、地球人よりずっと大きい人間の住むビビン星の子供のおもちゃで、型が古く換えの電池が無いために廃棄されました。その事実を知ったら混乱して暴走してしまいました。泡のような光線を使います。

惑星破壊ロボット グインジェ
平和だったスレイユ星は好戦的な星から攻撃を受けて壊滅寸前でした。そこでスレイユ星人は様々な星を調査して、好戦的で自分達の脅威になりうる惑星を攻撃する事にしました。その兵器がグインジェです。普段は宇宙船として行動します。レーザーと怪力が武器で、手足を分離させて襲ってきます。

侵略変形メカ ヘルズキング
地球侵略を企むベリル星人が送り込んだロボット。手からのロケット弾が武器で、コスモスと互角以上の格闘技が使えます。
ヘルズキングの残骸は防衛軍が回収して、対カオスヘッダーの兵器として改造しました。ところが、ベリル星人のセキュリティーシステムが作動して暴走しました。ソアッグ鉱石のエネルギーで動き、両手から物質を原子レベルで破壊出来るソアッグビーム砲を撃ちます。

破滅可変マシン サイドバクター
エクステル星人は自分達が造ったアンドロイドによって全滅しました。アンドロイドは逃げてきたエクステル星の植物から進化した生物を追いかけて地球に来ました。アンドロイドが機能停止した時に宇宙船のような姿で接近していたサイドバクターが起動しました。コスモスと互角の格闘戦を繰り広げ、頭から破滅光線を撃ちます。

地球人を奴隷にしようとしたノワール星人は、地球の怪獣をメカレーターにして操ろうとしました。

テールダスやネルドラントがその実験でメカレーターとなりました。しかし、体が改造についていけず、テールダスは出現したらすぐに、ネルドラントはコスモスによってメカの部分を取り除いてもらえましたが絶命してしまいました。
ノワール星人はその後、時間を操れるアラドスを手に入れるため、かつて送り込んだ怪獣ラグストーンをメカレーターとして改造して再び送り込みました。ラグストーンはメカレーターの影響で絶命する事はなくコスモスと戦いました。

こうやって見直すと、可哀想なロボットや疑心暗鬼から誕生したロボットが多く登場しました。今では地球でも人工知能は当たり前で、どんどん人間に近い思考や感情を持つようになりました。そんな思考や感情を持った存在を「生き物ではないから」ともうぞんざいに扱ってはいけません。ぞんざいに扱われたロボットはいつか反乱を起こすかもしれません。
また、『ウルトラマンコスモス』のEDに「誰かを救えるはずの力で誰もがまた争う」という歌詞がありますよね。このシリーズの虚しい事は、「力には力」という解決方法しかなかなか出せませんでした。今の世界情勢もそうでしょう。でも、それではゴールはありません。自分達の力は誰のため、何のためになっているか…考えさせられます。

ではまた。