梅雨の晴れ間の登山~数少ない登山者の足跡~ | 今日が暮れて、また今日が明ける

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週末に紀伊山地の山(釈迦ヶ岳)へ登ってきました。

 

元々はサークルで登る予定でしたが、天気予報が悪かったので数日前に延期が決定。

私は次回参加できそうになかったので、当日朝の様子を見て、いけると判断し一人登山へ。

 

初めての山でしたが、登山道に行くまでの道が大変でした。

グネグネと細い道が20㎞程続いていて、近頃の雨のせいか道には大きな石?、岩?がゴロゴロと落ちていました。途中で鹿とも遭遇しながら、ようやく登山口へ。

 

駐車場には車とバイクが一台づつでやはり人は少なめ。

 

早速のぼります。

一人なので、休まず山頂を目指します。

 

ひらけた道を進み、前の方に追いつき追い抜きます。

さらに進むと、少し森の中へ。

ずっと気になっていたのは、登山道に沿ってついている蹄の跡です。

人がほとんど通っていないのが分かります。

 

そんな中一時間ほど歩いたころ、前方に鹿が!

よく見ると4匹くらい。向こうも予想外だったのか、止まってずっとこちらを見つめています。

ちょうどかかっていたモヤが晴れると、自分の左手にも2匹、正面の奥にも3匹。群れのようです。みんなびっくりしてこっちを見てます。

(草食動物なので距離感をつかむには正面向くしかないんでしょうねえ)こんなに見つめられたことなんかないくらいじっと見つめられました。

頭の中ではポリスの”みつめていたい”がかかり始めます(笑)

 

これから通る道に、おそらくまだ子供の鹿が横切ろうとして動けないので、こちらも進めず。変な動きをして怒らせると太刀打ちできないので、ゆっくーりと歩みを進めると向こうも顔はこちらに向けたままでゆっくり動き出し、ようやく時が流れ始めます。

 

最後の1匹の横を通り過ぎ何メートルか進んで振り返ると、彼らはまだこちらを見つめていました。かなり臆病な生き物なのですね。あの目が忘れられません。

 

その後気づいたのが、熊よけの鈴をどこかに落としていたということ、これがあれば、向こうも早めに気づいていただろうともし熊だったらと思うと反省。

 

最後の急登を終え山頂に!

曇っているので景色は見えませんでしたが、お釈迦様にあいさつし、カップ麺を食べ、満足(笑)

 

帰りは一気に下ります。

途中、すれ違った人が熊鈴を拾ってくれていました!

一瞬晴れ間も見えて紀伊の山々も見れました。

ただ、晴れると暑い!曇っていてよかったかもと思いました。

 

無事に下山し、温泉につかって帰還。

結局、すれ違ったのは僅か3人と9匹で、かつてないほど挨拶しなかった登山でしたが、野生のシカをたくさん見れて勉強にもなりました。

さすが奈良!