中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

列仙伝によると、王子喬は周の霊王(紀元前6世紀)の太子晋のことであり、河南嵩山で三十年余り修練し、仙人となって昇天したそうです。この導引は「道蔵」に記載してあるもので、もともとは34式がありましたが、ここではその中の20式を選んでみました。

腰を伸ばして坐り、頭をまっすぐにし、目を平らに見、両足を肩幅ぐらいに開き、両手を後ろに伸ばして親指を外側に置いて掌で地を押し、体の重心を後ろに移し、目を軽く閉じ、口でゆっくりと気を吸い、鼻で気を吐きます。12回繰り返します。
胸や肺臓の具合が悪いのを癒す効能があると言われています。
 

 

*呼吸をする時に次のように行いますと、効果がさらに期待できます。
①息を吸う時は、鼻から吸った「清らかな気」が全身に広がるようにイメージします。
②息を吐く時は、「濁った気」を口から吐ききるようにイメージします。