中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

四段錦は「道蔵」に収録された明代の養生法です。

第一式 腕を開く
予備姿勢
両足は平行に、肩幅ぐらいに開いて立ちます。上半身を真っ直ぐにし、両腕を自然に体の脇に垂らします。顔を正面に向けたままで、顎を少し内に収め、目は前方を見るようにします。 
動作
左腕を前へ肩の高さまで上げて掌を下へ向け、同時に右腕を後ろへ肩と水平までに上げて掌を下へ向けます。2秒間そのままの姿勢を保ちます。その後両腕をゆっくりと下げ、予備姿勢に戻ります。両腕を交替して同様な動作をしてください。それぞれ7回繰り返します。
呼吸
両腕を上げる時に鼻で息を吸い、姿勢を保持する2秒間は息を止め、両腕を下げる時に口から息を吐きます。

 

*呼吸をする時に次のように行いますと、効果がさらに期待できます。
①息を吸う時は、鼻から吸った「清らかな気」が全身に広がるようにイメージします。
②息を吐く時は、「濁った気」を口から吐ききるようにイメージします。