中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

玄鑑導引法は、宋時代の張君房の編集した「雲笈七籖」から選ばれたものです。
「雲笈七籖」は北宋の道教類書で、成立は1017年~1021年頃とされています。
『正統道蔵』の太玄部に収録され、現在に至っています。

 

胡坐で座ります。両掌を重ねて左膝の上に置き少し押します。

頭を左膝に向けて傾け、腹式呼吸を5回します。吸う時は鼻で、吐く時は口で。

それから、右回りの方向に体を五回まわします。

次に、逆側に変えて、同様な動作を行います。

腰や背中の痛みを和らげる効能があると言われています。

 

 

*呼吸をする時に次のように行いますと、効果がさらに期待できます。
①息を吸う時は、「清らかな気」が全身に広がるようにイメージします。
②息を吐く時は、「濁った気」を吐ききるようにイメージします。