中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

頭部の経絡摩擦です。
両手の指の腹を頭部に縦に当てます。小指が髪の毛の生え際に、人差し指が頭頂部やや手前にあたるようにします。そこから後頭部に向けて指で、髪の毛の生え際まで摩擦してゆきます。ゆっくりと経絡を辿るような気持ちで。呼吸は自然に。
方向は必ず頭部から後頭部へ向けて行います。6回繰り返します。

  

 

 

 

前頂(ぜんちょう)…督脈の経穴です。百会穴の前1寸5分
 頭痛、眩暈、高血圧、不眠等の緩和に役立つと言われています。
顖会(しんえ)…督脈の経穴です。前髪際の上2寸
 頭痛、眩暈、高血圧、不眠等の緩和に役立つと言われています。
上星(じょうせい)…督脈の経穴です。前髪際の上1寸
 頭痛、眩暈、高血圧、不眠等の緩和に役立つと言われています。
神庭(しんてい)…督脈の経穴です。前髪際の上5分
 頭痛、眩暈、高血圧、不眠等の緩和に役立つと言われています。

百会(ひゃくえ)…督脈の経穴です。前髪際から上へ5寸、正中線上    
 頭痛、眩暈、不眠症等の緩和に役立つと言われています。
後頂(ごちょう)…督脈の経穴です。百会から後ろへ1.5寸、正中線上
 頭痛、眩暈、不眠症等の緩和に役立つと言われています。
強間(きょうかきょうかん)…督脈の経穴です。後頂から後ろへ1.5寸、正中線上
 後頭部痛、眩暈等の緩和に役立つと言われています。
脳戸(のうこ)…督脈の経穴です。後頭部隆起上際の陥凹部
 後頭部痛、眩暈等の緩和に役立つと言われています。
風府(ふうふ)…督脈の経穴です。後髪部から上へ1寸
 感冒、後頭部痛、眩暈等の緩和に役立つと言われています。
瘂門(あもん)…督脈の経穴です。後髪際から上へ5分の陥凹部
 後頭痛、鼻血等の緩和に役立つと言われています。
    
絡却(らっきゃく)…足の太陽膀胱経の経穴です。曲差の後5寸
 後頭部痛、眩暈、耳鳴り等の緩和に役立つと言われています
玉枕(ぎょくちん)…足の太陽膀胱経の経穴です。絡却の後、脳戸の外1寸3分
 後頭部痛、肩凝り等の緩和に役立つと言われています
天柱(てんちゅうてんちゅう)…足の太陽膀胱経の経穴です。瘂門の外1寸3分
 後頭部痛、肩凝り等の緩和に役立つと言われています    
    
風池(ふうち)…足の少陽胆経の経穴です。
 頭痛、眩暈、肩凝り等の緩和に役立つと言われています