中国古代の養生法をご紹介します。

(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

人差し指で唇の上(下記の赤色部分)をゆっくりと軽く摩擦します。
次に唇の下(下記の赤色部分)を同様に摩擦します。
あまり強くしないように、やさしく行います。
それぞれ10~20回くらい擦ります。

次に口に水を含み、人差し指の腹でゆっくりと上歯茎を優しく摩擦します。

30秒くらい行ったら下の歯茎を同様に。

最後にうがいをして終わります。

これは口周辺の気血の流れを整えるので、私は歯が浮いた時とか、歯茎の血流を良くしたい時にやっています。

*口の周辺には経絡や経穴が複数あります。

 

 

水溝(すいこう)…督脈の経穴です。鼻と口の間。別名人中。    
 深く針を打ったり、強く押したりすると危険だと言われていますので、優しく&軽く摩擦します。顔面神経麻痺、三叉神経痛、失神等を和らげるのに役立つと言われています。    
兌端(だたん)…督脈の経穴です。水溝のすぐ下にあります。    
 顔面神経と上顎神経に関わり、上唇動脈の巡る處なので、口周辺の気血の流れを整えます。    
承漿(しょうしょう)…任脈の経穴です。唇のすぐ上の處    
 顔面神経と下顎神経に関わり、下唇動脈の巡る處なので、顔面や下顎周辺の気血の流れを整えます。    
夾承漿(きょうしょうしょう)…奇穴の経穴です。承漿とほぼ同じ高さの1.5cm程外側に位置します。    
 歯根炎、下歯痛、顔面神経麻痺等を和らげるのに役立つと言われています。    
大迎(だいげい)…足の陽明胃経の経穴。下顎の角から骨縁に沿って触れてゆく時にやや窪んでいる處。   

 顔面神経麻痺、咬筋痙攣、歯痛等を和らげるのに役立つと言われています。    
地倉(ちそう)…足の陽明胃経の経穴です。口端の外側と法令線を下方へ伸ばした時に交わる處。    
 顔面神経麻痺、顔面痙攣、歯痛等を和らげるのに役立つと言われています。