中国古代の養生法をご紹介します。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)

 

足を肩幅に開いて立ちます。
掌を擦り合わせて温め、腰裏辺りを擦ります。
シャツの上からではなく、肌を直接擦りましょう。
1分ほどやったら終わりです。

次に、前回の「あずきのチカラ」を腰裏に当てます。

しばらくしますと、背骨全体が温まってきます。

腰裏を温めると「気」が高まり、腰周辺の気血の流れを整えます。

 

 

(腰の背中側周辺には経絡や経穴が複数あります)

 

命門(めいもん)…督脈に含まれる経穴。腎兪と腎兪の間に位置します。
 生命力を高め「腎」を強くするのに役立つと言われています。
腎兪(じんゆ)…足の太陽膀胱経に含まれる経穴。ウエストラインの背骨から指2本分外側の辺りに位置する経穴です。
 「腎」の気血の流れを整えます
志室(ししつ)…腎愈と同じ高さにあります。「腎」の気血の流れを整えます。
 陰萎、排尿困難、浮腫などの緩和に役立つと言われています。
 *志室・腎兪・命門は第2腰椎の棘突起下と同じ高さにあります。
気海兪(きかいゆ)…足の太陽膀胱経に含まれる経穴。腎兪の少し下に位置します。
 任脈の気海穴に対応し、腎気を補い、気の滞りからくる偏差を是正するのに役立つと言われています。
関元兪(かんげんゆ)…足の太陽膀胱経に含まれる経穴です。
 任脈の関元穴に対応し、腰痛・坐骨神経痛の改善や、気の滞りからくる偏差を是正するのに役立つと言われています。