中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)
膝を開いて坐ります。
掌を擦り合わせて温め、膝頭を覆うようにしてあてがい、回転させるように擦ります。
指先を上手く使って、。
30往復やったら終わりです。
腎臓と腎経の気血の流れを整えます。
(膝周辺には経絡や経穴が複数あります)
陽陵泉(ようりょうせん)…足の少陽胆経に含まれる経穴。膝下外側にある骨(腓骨)の直ぐ下の窪んだ處
腰痛を和らげるのに役立つと言われています。
梁丘(りょうきゅう)…足の陽明胃経に含まれる経穴。膝皿の上の外角から太腿に向かって指3本分上の處。
「胃」の帰結を整えます
血海(けっかい)…足の太陰脾経に含まれる経穴。膝皿の内側上角から指3本上の處
血の滞りを解消し、腰痛、膝痛、足の疲労等を和らげるのに役立つと言われています。
陰陵泉(いんりょうせん)…足の太陰脾経に含まれる経穴。膝内側、太い骨(脛骨)の真下の處。
水の滞り、冷え、腰や膝の疾患の改善に役立つと言われています。
曲泉(きょくせん)…足の厥陰肝経に含まる経穴。膝を曲げた時にできる膝のシワの上端の窪んだ處。
月経不順などの改善に役立つと言われています。
膝関(しつかん)…陰陵泉の3センチほど後方。
膝関節周辺の痛みを和らげたり、性欲減退に役立つと言われています。