中国古代の養生法をご紹介します。
やり方は師傳によって多少異なることもありますが、ここでは私が昔習った方法を。
(ご病気や体調不良等の方は、医師に相談されてからがいいと思います)
椅子に座り、足の下にタオルを敷きます。
足指でタオルを掴みます。3秒程度維持したら、指先の力を抜いてタオルを離します。
それを10回ほど繰り返します。
次に、足裏を床につけた状態から、踵を上に上げます。
足の甲を延ばして、足指の付け根(中足部)に少し力を入れます。
5秒ほど維持したら、踵を元に戻します。
それを10回ほど繰り返します。
下記の足裏図の赤線の辺りが中足部です。
膝周辺には経絡や経穴が複数あります。
隠白(いんぱく)…足の太陰脾経に含まれる経穴です。
胃、血糖値を整える働きがあると言われています。
大敦(だいとん)…足の厥陰肝経に含まれる経穴です。
「肝」の気血の流れを整えます。
厲兌(れいだ)…足の陽明胃経に含まれる経穴です。
胃など消化器の気血の流れを整えます。
竅陰(きういん)…足の少陽胆経に含まれる経穴です。
頭痛、耳鳴り、眩暈、不眠等を和らげるのに役立つと言われています。
至陰(しいん)…足の太陽膀胱経に含まれる経穴です。
頭痛、眩暈、鼻血等を和らげるのに役立つと言われています。
八風(はっぷう)…奇穴に含まれる経穴です。
足の痛みを和らげるのに役立つと言われています。