救急車を呼んだら消防車が来ました。

コロナ禍では結構あったそうですが、私の場合は5年前のことです。

 

 

定期的に歯医者へ歯石とりに行っていたのですが、帰宅後に首や顔、そして胸の方まで腫れ上がってきました。呼吸が段々と苦しくなり、歯医者に電話したところ、すぐに救急車を呼ぶ様に言われました。

 

横になるとほとんど息ができなくて、椅子に座って電話。

今回はさすがにヤバいかなと思いましたが、原因は明らかに歯医者です。

歯周ポケットの深いところの歯石を取るとかで麻酔をされたのですが、その注射針を刺したところから腫れ出したので。顔から胸まで膨らんで、指先で押すとジュクジュク音がする感じでした。

自分でも気持ち悪いです。

 

やっとの思いで、道路まで出て救急車を待っていたら、来たのは消防車!

火事じゃなくて救急なんですけど、と言ったら、救急車が遅くなるので具合を見に来たとのこと。

そんな話は初耳でしたので、ちょっと驚きました。

 

そうこうしているうちに救急車が到着。

時間が経つにつれ益々呼吸困難になり、車内で酸素吸入しながら、近くの大学病院へ。

検査後、入れ替わり立ち替わり医師が来て、なんと緊急手術することになり、手術着を着せられ、尿道カテーテル。出先から駆けつけた妻は同意書等にサインしたりと。

 

もうあまりに急なことで、心の準備なんてできません。

それに呼吸が苦しくて息絶え絶えでしたから。

看護師さん曰く、歯石取ったのが原因で手術というのは、たぶんその病院では初めてじゃないかなと。

私も歯医者に行っただけで、まさかこんなことになるとは思いませんでした。

 

ところが、どうしたことか

手術室の準備が整うのを待っている時、少しずつ呼吸が楽になり、血圧とかも正常値に。

なんで良くなったのか、わからないままに今度は手術が中止に。

結局、一週間入院しましたが、キツネにつままれたような体験でした。

歯石を取っただけなのに。。。