『この病気は治らない―と諦めるにはまだ早い。光免疫療法、筋芽細胞シート、PRP療法など医療技術は進化を続けている。先進医療のフロントランナーとして活躍する6人の名医がその可能性を明かす。

「最初、この治療法のことを聞かされたとき、正直、あまり信用していませんでした。しかし、日本で試験が始まることになり、私が担当させてもらうことになったのです。そのときのことは、今でもはっきりと覚えています。光を当ててたった数時間で、硬かった患者の腫瘍が柔らかくなっていたのです。抗がん剤や放射線治療では、このような光景は見たことがありませんでした。これは可能性があると考え、光免疫治療法の治験をお受けすることにしました」

こう語るのは国立がん研究センター東病院の先端医療科長・土井俊彦氏だ。土井氏が研究を進めている光免疫療法は、アメリカ国立がん研究所に所属していた小林久隆氏(現・関西医科大学附属光免疫医学研究所所長)が開発したまったく新しいがんの治療法。』

 

こちらの記事には他にCAR-T療法(順天堂大学医学部)なども紹介されています。

「ガンが過去の病気になる」というのは、まだ実現しているわけではありませんが、これからの展開に希望を感じさせる記事でした。