中国古代の養生法をご紹介します。

亀鼈(きべつ)行気法は「雲笈七籖」から選ばれたものです。
流派によって様々なアレンジがあるようですが、私が習った方法は以下の通り。

呼吸はすべて鼻で、腹式呼吸。
亀鼈が気を採るように、眼を閉じてゆっくりと、やや深く呼吸します。
起きてすぐ、飲食の前に行うこと。

 

第11式

背中が丸くならないように坐ります。

ゆったりと体をくつろがせ脱力します。

自然な速度で呼吸をし、内気を充実させます。

全身の細胞の息づきを感じるようにします。

 

腕を胸の前で交差させ、絵のようにそれぞれの掌を反対の腕上に乗せます。

息を吐きながら上半身をやや前に倒し、自然に止まったところで2秒間息を止め、息を吸いながら上半身を元に戻してゆきます。

5回呼吸を繰り返します。

 

上体を前に倒す時は、楽にできる範囲で無理をしないこと。

 

最後に仰向けに寝たままでリラックス。

上半身、特に腹部の気血の流れを促し、心身を癒します。

 

 

無理をせずに、医師の了解を得てから行ってください。