中国古代の養生法をご紹介します。

亀鼈(きべつ)行気法は「雲笈七籖」から選ばれたものです。
流派によって様々なアレンジがあるようですが、私が習った方法は以下の通り。

呼吸はすべて鼻で、腹式呼吸。
亀鼈が気を採るように、眼を閉じてゆっくりと、やや深く呼吸します。
起きてすぐ、飲食の前に行うこと。

 

第三式

仰向けに寝たままで、ゆったりと体をくつろがせ脱力します。

自然な速度で呼吸をし、内気を充実させます。

全身の細胞の息づきを感じるようにします。

 

仰向きに寝ます。

膝を伸ばし、両足を自然に開きます。

両手の親指の腹で鼻骨の両側を軽く押して、気が「泥丸」に入るのをイメージします。(呼吸が楽にできるような位置に指をあてます)

吐く時には、全身の毛穴から濁った気が放出されてゆくようにイメージします。

 

5回呼吸を繰り返します。

最後に仰向けに寝たままでリラックス。

 

陰陽を調和し、疲れ易いときに心身を癒します。

無理をせずに、医師の了解を得てから行ってください。

 

 

*泥丸とは上丹田ともいい、脳内の視床下部辺りを指します。

視床下部は、全身の老化に重要な役割を担っているという説があります。