☆☆☆
以前、初めて手にした著者の作品
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読んで以来
ずっと毛嫌いしていました(ノ_-。) スミマセン
どんなに絶賛されようと、村上春樹は苦手
・・・という意識が拭い去れず
再び彼の作品を手にするまでに10数年という月日が流れました。
冒頭、まえがき数ページを読んだ段階で嫌味のない独特のインテリ臭さが鼻につき
断念しそうになりました。
が
気付いたらスーッと引き込まれていました。![]()
肉親の失踪
理不尽な死別
名前の忘却…。
大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、
偶然と驚きにみちた世界だった。
魅力的で可思議な運命を辿る5つの物語 ![]()
短編と思わせないほど1話1話丁寧に人物形成がなされており
風や紅茶の香りまで届いてきました![]()
自分とは違う時間軸、価値観で生きている人々が
確実に同じ空の下にいること。
そこには色んな喜怒哀楽があり
私には私の“奇譚”がきっとある。
ただね、1+1の答えが例え2じゃなくても
明確な結論というカタチが欲しいタチの私には
多少モヤッ
としちゃいました。
本当は
10数年の空白は食わず嫌いだったのではないか!?
と思わせてくれる事を彼には望んでいました。
まあ、巨匠相手に「彼」だなんて、私もちょっぴり調子乗ってますが![]()
今回はそこまで達しませんでした![]()
次は5年後くらいに読んでみようと思います:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
