2014年5月10日 00:06 投稿記事

http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/140421/plc14042119230015-s.htm

九州「正論」懇話会の第112回講演会が21日、福岡市のホテルニューオータニは方で開かれ、評論家で拓殖大教授の呉善花氏が「なぜ日韓は若いし得ないのか?」と題して後援した。

呉氏は、韓国の反日感情の背景にある文化・歴史に触れ「文治主義の韓国は武士道の国・日本を野蛮な国と蔑視し「われわれが正さなければ軍国主義が復活する」と思っている」と述べた。日韓関係については「韓国人には「対話をしましょう」と頭を下げて接する人は卑屈に見える。韓国には歩み寄るのではなく、突き放して間を置くことが大切となる」と主張した。

珍島沖合の旅客船事故について、船長が真っ先に逃げ出したことなどを挙げ、「極限状態でこそ社会のあり方が見える。韓国人は反日の時は団結するが、愛国心がなく、徹底した利己主義だ」と断じた。

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韓国人は徹底した利己主義?
つまり済州島出身の呉善花は、韓国人=利己主義だと言いたいわけだ。

呉善花




では、パク・チヨンさん(22)はどうなるのだろう。彼女は泳げなかったにもかかわらず、小学生を救出するのに専念し自分が犠牲となってしまった。彼女が利己主義であれば、助かっていた。なぜ自分の命よりも小学生の命を優先させたのか?呉善花のいうように、韓国人=利己主義なら、なぜこのような行動に出たのか?説明してほしいもんだ。

セフォル号沈没事故は、考えられない事故だ。どうしてまた、このような事故が起きたのか・・・。沈没してしまった原因は、もうニュースになっている通り、過積載が原因だ。安全を軽視し利益を追求した結果であった。

TVではここぞと言うばかりに韓国人は利己主義だとかなんとか、人命と反日とどっちが大事なのか!とか、韓国人は人格がおかしい的なことを批判しているけど、その気持ちは分かる。が、私はこの「セフォル号沈没事故」は、韓国経済が弱りきっていることを示しているように思えてならない。なぜ、安全よりも利益を追求したのか?なぜ、そこまでして利益を追求しなければならなかったのか?潰れかけの企業と言うのは、何だってやるものだ。この韓国の船会社の財政状況を知らないけど・・・。安全を軽視してまで、そこまでして利益を追求しなければ、韓国経済が危ないのか!とでも言いたくもなるもんだ。ねえ、三橋貴明さん。絶対に予言を的中させてやるぞ!と言わんばかりに、あっちでもこっちでも韓国は大崩壊する!とアピールしまくっているけどよ。潰れかけのときこそ、このようなありえない事故をおこすもんだ。そう思わないか?

韓国大崩壊


韓国経済は、アメリカ沈没と日本の国交断絶(?)により、弱りに弱りきっているのである。なら、なおさらである。

過去ブログ

韓国経済を語る(三橋貴明 VS 小室直樹)



企業でも同じである。潰れかけの会社なんて何でもするものだ。法だって破る。ホテルだって、車エビだと言いながら、ブラックタイガーを出してくるではないか!これは人命に関わる問題ではないが、潰れかけた会社は皆、ありえない品質事故、ありえない大事故を起こすものだ。

そこで、私は、このセフォル号沈没事故をみて、ソ連の原潜事故の話を思い出してしまうのである。

1980年、日本の近海でソ連の原子力潜水艦が船火事を起こした。日本人が驚いたのなんの。日本でもアメリカでも、世界中のどこの国でも、軍艦の船火事なんて考えららない。第二次世界大戦のときのT34型戦車。朝鮮戦争のときのミグ15戦闘機など、故障が少ないことで有名であった。故障が少ないことで有名であったソ連の原子力潜水艦がなぜ船火事を起こしたのか?これも故障か?なぜこんなありえない事故が起きてしまったのか・・・。しかしこれはほんの幕開けであった。1990年になると、原潜火事はソ連の十八番となっていた。いつでもどこでも起きている。交通事故くらいの事件。あまりにも多いので報道することすらなくなった。そして1991年にソ連は大崩壊したのである。これは偶然ではない。このソ連の原潜事故は、ソ連の経済が弱りに弱っていることを示していたのである。


今回の事故は、船長の利己主義といわれても仕方があるまいが、これは韓国だけに見られるものではない。この事故がそもそも起きた原因は、韓国人の利己主義というよりも、経済的要因が大きいということだ。

日本もかつて大林組が旧・生駒トンネルを作ったが、経営が逼迫し大林組は倒産の危機にあった。
お寺のお賽銭までをも恵んでくれと頼みに行っているのである。このような経済逼迫、倒産危機のときに旧・生駒トンネルで大規模な落盤事故が起きたのだ。140人くらいが生き埋めになった。事故の詳細は分からないが、工期を短縮し利益を追求したがために起きたのは言うまでもない。建築工事でもそうだが、安全管理はかなりお金が掛かる。労働者の安全にどれだけ費用を費やしたのか、語るまでもない。

この旧・生駒トンネル工事に多くの朝鮮人労働者が使われた。この大林組は、日本企業の中でも得に朝鮮人をコキ使ったことで有名である。韓国のセフォル号事件の場合は、韓国国民が亡くなってしまったから、叩かれれているが、旧・生駒トンネル
の時代、朝鮮人が何人死のうが、とやかく言う人、言える人は誰もいなかったのだ。日本を叩く人がいない。朝鮮人労働者というのはなんとも便利なものだ。もちろん貧しい日本人もいたが・・・。

大林組は、事故について「日本人はなんて差別主義で、利己主義だ!」なんて叩かれるどころ
か、倒産危機にも関わらず、難工事にもかかわらず、短期間で生駒トンネルを完成させたとして、大林組創業者、大林芳五郎は、不屈の精神、日本人の気概として称えられているのである。

そこは否定するつもりはないが、今でも昔の建物を見ると、すごいと思わせる建物を見るが、
姉歯建築士じゃあるまいが、安全や品質があまりにもひどいもんだ。こんなバカなことができる時代だったのだなと思うと、労働者の苦痛も相当なものであることも容易に分かる。そのような工事が今でも数多く残されている。

この旧生駒トンネル事故も経済が逼迫し、安全よりも利益を追求したがために起こった事故であるということを忘れてはならない。

韓国経済が弱りきっているにしろ、亡くなった方が、あまりにもかわいそうである。そして目の前にいながら、自分の子供たちが死んでいくのを見続けていた親の気持ちはたまらないものだ。韓国政府の対応の遅さに見ているこっちまでイライラしている。過積載と分かっていたのだから、船長の罪は大きい。

船長は過積載であることを本当に知っていたのか、と疑いたくはなるが・・・。それくらいありえない事故だ。過積載と知らなければ、船があの程度の事で沈むはずがないと思い、部屋に戻るよう放送を流す。ところが沈んだ。乗客に逃げるように指示しようにも館内放送は、そのとき配線が途切れ、放送しようにもできない状況であった。そして自分が先に逃げざるを得なかったのではなかろうか・・・。TVでどこかの教授が「部屋の電気の照明がついているから、館内放送もできた!韓国はウソをついている!」と言っていたけど、照明は強電、放送は弱電なんですけど・・・。発電機が同じでも、照明の配線は分電盤から渡ってくるが、放送は端子盤から来るので、ぜんぜん系統が違うと思うんですけど・・・。まあ、船の設備がどうなっているのか知らないので、この教授の言うように韓国人のウソかもしれないが・・・。どちらにしろ、船長の罪は大きい。すくなくとも、この船長が利己主義だったと言える。

私が言いたいのは、呉善花の頭は大丈夫か?ということだ。韓国人が徹底的な利己主義なら、なぜパク・チヨンさんは、自分の命を捨ててまで助けに入ったのかね?と聞いているのだ。

それに反日のときだけ団結するといっているが、そりゃ現代の韓国は、そうかもしれないが、朝鮮の団結力は昔から強く見られてきたことだ。西欧列強にインドも中国も連戦連敗だったのに、朝鮮だけが連戦連勝をしている。相手はアメリカ海賊やフランス海賊だ。日本でなくとも外からの侵略をことごとく、追い返している。これは朝鮮がもともと団結心の強い民族であった証拠である。中国の歴史書にも朝鮮人の団結力の強さが記録に残されている。この事からも分かるとおり、朝鮮人の団結力は、呉善花の言うように、日本人に対してだけではない。むしろ、韓国人を利己主義にしたのは日本の侵略が原因ではないのか?朝鮮を分裂させたのは、日本の侵略が原因だろうが・・・。たとえ現代の韓国人は利己主義だとしても、朝鮮人を分裂させ、朝鮮人同士の醜い争いの要因を作り、利己主義にさせたのは日本ではないのか?

呉善花の頭は大丈夫か?