1月13日(土)。
ずっと気になっていていよいよ読み始めた一作を読了しました。
八日目の蝉
不倫相手の子どもを誘拐し、逃亡しながら育てた希和子。その希和子に育てられた恵理菜。それぞれの視点からの物語を描いた作品。
第1章では希和子の視点から、第2章では成長した恵理菜の視点から物語が進んでいきます。どのような結末を迎えるのか予想も出来ないまま第2章のラストシーン。
その展開は、私にとってなかなか衝撃的で何回もページをめくり直してしまいました。
解説も熟読しました。
この作品のテーマはずばり「母性」。究極のフェミニズム小説と語られていましたが、確かに小説に出てくる残念な男たちに比べて、子どもを持った母となった女性の恐るべき生命力が強く描かれている作品かなと思いました。
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