5月13日(土)。
同じ著者の作品は3冊目だったと記憶していますが、過去の作品の中でもサクサク読め、かつ爽快感があったように感じます。
俺は駄目じゃない(山本甲士)
何をやってもさえない、目立つことのない主人公・名井等。そんな彼が下着泥棒の誤認逮捕で留置所に入れられているシーンから物語は始まる。
釈放されるも職場はクビになり散々な目にあう。
そんな等の運命はとある新聞記者に誤認逮捕の取材を受け、一連の出来事をブログに綴ったことから大きく変わりだすことになる。
等に寄せられる様々な告発や情報。
周りの温度と等の無欲さが作品の魅力でありつつ、結末に近づくにつれて、先を読むのが止められなくなりました。
エンディングもこれぞ痛快エンタメという感じで、気持ちのいいものでした。
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