エンタメ小説が続いたその間に、こんな本を入れたくなりました。
- 恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚 (ディスカヴァー携書)/牛窪 恵
- ¥1,188
- Amazon.co.jp
牛窪恵。
ラジオで出演しているのを名前だけ聞いたことがあり、若者のライフスタイルなどの研究をしている人という印象がありました。
かつ、このタイトルということで即決購入。
内容としてはこのいわゆるネット社会、情報化社会、時代の移り変わりや若者の価値観が恋愛とマッチしていないという内容を歴史的背景やデータから分析しています。
「何でもネットで情報を得られる社会に育った若者は、それですべてが分かった気になる『既視感』が強い」
→ネットの弊害の1つ。実際の空気に触れる、感じる、話すその大切さ・。
人間のアイデンティティ(自我)確立には「選択と努力」が欠かせないと話す。すなわち、何かの中から自分自身で「これ」と1つに決め、その実現と達成に向け力を尽くす作業だ。
→いまだに根強い男性はこうあるべきだという「ステレオタイプ」に対しての意見。
「美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない」「結婚とは男女個人の幸せを確保することが目的ではない」
→哲学者の言葉。
「多様な選択肢を持った社会こそ、豊かな国と言える」様々な価値観の人々が自分なりの審美眼で「これ」と思うものを選べることに意味がある。
→多様性を受け入れることの難しさを知る、今日この頃。
「恋愛しない若者たち」というタイトルの本なので自分にはあまり当てはまらないのですが、若者の生態や価値観を学ぶ上で役に立ちました。
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